大泉洋、松田龍平は「僕に父親の面影を重ねてる」と主張もブーイング！

映画『探偵はBARにいる2～ススキノ大交差点～』が5月11日（土）に公開を迎え、主演の大泉洋を始め、松田龍平、尾野真千子、ゴリ（ガレッジセール）、渡部篤郎、橋本一監督が都内劇場で舞台挨拶を行なった。。

ファンの大歓声に投げキッスで応える大泉さん。この日はあいにくの天気となったが、大泉さんは「日本で5本の指に入る」と自認する“雨男”だそうで、「撮影中もずっと雨で、完成披露の日も雨。『こりゃ、5月11日も雨だね』って笑ってたら、本当に雨になりました（笑）」ともはやヤケクソ気味に誇らしげに語る。

ハイテンションの大泉さんと対照的に松田さんは、初日を迎えて「とても感極まっています」と全く感動を感じさせないいつものテンション低めの口調で語り、大泉さんは「すごく伝わるよ…」と苦笑していた。

前作に続く大泉さんとのコンビについて松田さんは「もっと面白いものをと気負って現場に入ったけど、大泉さんの顔を見てホッとしました」と述懐。大泉さんは調子に乗って「ひょっとしたら僕に父親（故・松田優作）の面影を重ねている可能性もありますね」と語ると、客席からは「え～？」とブーイング。ゴリさんからは「天国で『なんじゃこりゃ！』って言ってますよ」とツッコミが入った。

尾野さんは前作のファンだったということで「前作ではこの位置に（ヒロイン役の）小雪さんがいたんですよね」と感慨深げ。大泉さんが「小雪さんはそのとき、妊娠してたけど、尾野さんは？」とお腹をチラリと一瞥すると、尾野さんは「いないです」と冷たくピシャリ。

大泉さんと尾野さんの間の険悪なムードは完成披露試写会のときから笑いを誘っていたが、この日もゴリさんの証言によると、登場時の大泉さんの投げキッスに「尾野さんはマイクが拾わないくらい小さな声で『迷惑です』と言ってた」とか。

さらに大泉さんは「（舞台挨拶で）隣りにいるだけで、小さい声で『隣りか…』とか言ってるし！　小学校の席替えじゃないんだから！」、「さっきもエレベーターで（尾野さんの）後ろに立ったら、『触らないでください』とか言い始めた」などなど尾野さんに対する不満をぶちまけ、会場は爆笑に包まれた。

ゴリさんはオカマ役を演じたが「今回、“相棒”とも言うべき体毛を全部剃りました。ダウンジャケットを脱いだような感じ（笑）。脱毛クリームで5分で毛が溶けるって言われたのに15分待っても全く溶けずに剃りました（笑）」と苦労を述懐。生まれ変わった（？）自分の姿について「脚がこんなに白かったんだ？　と思いました。ほぼ毛だったんですね（笑）」と驚いていた。

登壇陣は映画を観終わったばかりの観客にまた劇場に足を運んでもらうべく、あの手この手で2度目以降に観てもらいたいポイントを列挙。大泉さんは「犯人が違うバージョンが3つ用意されてます」と語り、政治家の選挙演説調で映画と自らを必死にアピールした。

ちなみに、尾野さんがバイオリンを演奏するシーンでは、観客の役で大泉さんの両親も出演していることも明かされた。そんな中、渡部さんだけはクールに「あんまり2回見に来ることもないだろうし」と身も蓋もないことを言い放ち、大泉さんらを絶句させていた。

『探偵はBARにいる2～ススキノ大交差点～』は全国にて公開中。