【カンヌ国際映画祭】ついに開幕!審査員長・スピルバーグが選ぶは「記憶に残る映画」
第66回カンヌ国際映画祭が、南仏のリゾート地・カンヌで5月15日(現地時間)から今年も始まった。開幕式のレッド・カーペットはあいにくの大雨に見舞われてしまったものの、セレモニーの司会を『アメリ』のオドレイ・トトゥが…
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今年は、世界的ヒットメーカーのスティーブン・スピルバーグが審査委員長を務めるとあって、審査員団会見の会場には記者が入りきれないほど詰めかけた。
スピルバーグは「いままで何度か審査委員長の要請があったが、いつも撮影があって断ってきてしまったが、今回ようやく『イエス』と答えることができた。審査員としては、10年、20年先も人々の記憶に残る映画を選びたい」と挨拶。
審査員団9名のうち、4名がオスカー受賞者(スピルバーグ監督、ニコール・キッドマン、アン・リー監督、クリストフ・ヴァルツ)という、錚々たる顔ぶれ。ニコールは「スティーブンと2週間も一緒にいられると思って、引き受けたのよ!」と、就任理由を明かした。
一方、スピルバーグ監督(『リンカーン』)とアン・リー監督(『ライフ・オブ・パイ』)は今年のオスカーで「監督賞」を競い合った仲…いわば、元ライバルだ。結果は、アン・リー監督が見事受賞。このことについて聞かれたアン・リー監督は、「オスカーとカンヌは全く別もの。オスカーは6,000人もの会員によるいわば人気投票で、風がどう吹くかに左右されがちだが、カンヌは芸術性に重きが置かれており、非常に価値があると思う」と答えた。
スピルバーグはこれを受け、「『ライフ・オブ・パイ』はイマジネーションにあふれていた。“これこそ映画だ”と思ったよ」とアン・リー監督を賞賛した。
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審査員はほかに、日本の河瀬直美監督、フランスの俳優ダニエル・オートイユら。果たして、今年はどんな作品が最高賞となる「パルムドール」に輝くのだろうか?
「第66回カンヌ国際映画祭」は5月26日(現地時間)まで開催。
《シネマカフェ編集部》
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