宮藤官九郎監督、続編の『高校生円山』『無職円山』に意欲
映画『中学生円山』が5月18日(土)に公開を迎え、主演の草なぎ剛(SMAP)を始め、平岡拓真、遠藤賢司、坂井真紀、刈谷友衣子、鍋本凪々美、宮藤官九郎監督が都内劇場で舞台挨拶を行なった。
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『真夜中の弥次さん喜多さん』、『少年メリケンサック』に続く宮藤監督3作目となる本作。ある目的のために“自主トレ”に励み、妄想へとトリップする中学生、謎のシングルファーザー、韓流にハマる母、徘徊する元ミュージシャンの老人など団地を舞台に中学生の妄想と現実が混ざり合っていく。
草なぎさんは「出演者よりもお客さんが少ないという“妄想”をさっきまでしてました(笑)」と語っていたが、劇場は満席で割れんばかりの歓声と拍手が登壇陣を迎えた。作品について草なぎさんは「ハチャメチャでふざけてるけど心が温まる」と語ったが、初日を迎えての心境を尋ねられると「“円山”って感じですね。心が丸くなるというか」と語り笑いを誘っていた。
平岡くんは「服を脱いで頑張った作品。観ていただけて嬉しいです」と満面の笑み。円山が憧れる女子高生を演じた刈谷さんは「私も一応、ちょっとだけ脱いでます(笑)」とアピールした。
宮藤監督は「ひと言だけ。自信作です。着想の段階から自信があって、それを持ち続けて今日、みなさんに観ていただいて完成しました」と手応えと感慨を口にする。さらにヒットの暁には「次は『高校生円山』か『無職円山』がやれるかも」とさらなる続編にも意欲を見せた。
この日の壇上は、登壇陣が事前に黒板にイラストで描いた最新の“妄想”がお披露目されたが、宮藤監督は遠藤さんが劇中でギターを弾きながらドラムを演奏するのに触発され「ギター弾きながら足で『あまちゃん』の脚本を書いてるのを妄想しました」と発表。
草なぎさんはサーフィンをする自らの妄想を明かしたが、話題は何故か妄想よりも「SMAP」のメンバーと訪れたハワイの思い出に…。「稲垣(吾郎)くんがクラゲに刺されて溺れかけて、地元のサーファーに助けられた」という余計なエピソードまで暴露し会場は笑いに包まれた。
現在高校1年生の平岡くんは、やはりというべきか100点を取って女子にモテモテの自身の姿を妄想。「小学校・中学校では運動ができる奴がモテるけど、高校ではアタマのいい奴がモテるって情報を聞いたので」と語ると、草なぎさんが「僕も同じ妄想したことあります。モテることばかり考えてます」としみじみと頷いていた。
『中学生円山』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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