15周年を迎えた「ショートショート フィルムフェスティバル」…今年のおすすめプログラムは?
米国アカデミー賞公認で、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」(以下:SSFF&ASIA)が、今年もついに東京・ラフォーレミュージアム原宿を中心に開催。ここで、その気になるプログラムをピックアップ!
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グランプリ作品が米国アカデミー賞「短編部門」のノミネート選考対象となる「オフィシャルコンペティション」を始め、音楽・環境・CGアニメーション」など様々なカテゴリーのプログラムで構成されている。今年で「SSFF」は15周年、「SSFF&ASIA」が10周年を迎え、「オフィシャルコンペティション」には本年度、過去最多の5,000作品を超える応募があるなど年々成長を続けている。
15年の歴史を経て、映画の時代も移り変わった。フィルムからデジタルへ、そして観る場所を厭わず、人々が手の中にスクリーンを所有する時代。その象徴的なプログラムとなるのが、「SSFF&ASIA」とソフトバンク・モバイルのスマートフォン向け総合エンタメアプリ「UULA」による、音楽と映像がコラボレーションした若きクリエイターたちによるオリジナル・ショートフィルムの製作プロジェクトだ。「UULAアワード」の受賞者1名は、この製作プロジェクトの監督の一人に選出され、完成した作品はUULAで独占先行配信されるというもの。
さらに今年も最旬のミュージック・シーンとのコラボが楽しみな「ミュージックShort 部門」。今年は、「湘南乃風」の「雪月花」を始め、「ユニコーン」が歌うTVアニメ「宇宙兄弟」の主題歌「Feel So Moon」、さらには先日アルバムを発表したばかりのデヴィッド・ボウイの新曲までが上映される。中でも、本邦初公開となる「スキマスイッチ」の新作ミュージック・ビデオ「スカーレット」には大きな注目が集まりそうだ。
そして、『モテキ』、『告白』のプロデューサーを務めた川村元気や、昨年大ヒットした『のぼうの城』、『ジョゼと虎と魚たち』の監督・犬童一心など第一線で活躍している映画業界に生きるクリエイターたちを招いて開かれる「クリエイターズセミナー」にも要注目だ。今年は、『わが母の記』でモントリオール世界映画祭「審査員特別グランプリ」に輝いた監督・原田眞人が未来のクリエーターたちに語りかける。
さらに、必聴のプログラムがもう1本。『SPEC』シリーズや『BECK』など次々と大ヒット作品を世に送り出してきた映像業界のヒットメーカー・堤幸彦監督によるワークショップ「キヤノンスペシャルワークショップ」だ。今年2月、クリエイターの創作支援を目的として六本木ヒルズに誕生した映像コンテンツ制作施設「YouTube Space Tokyo」とキヤノンがコラボし、そこで“堤流 創造的映像塾”と銘打たれた講義が繰り広げられるようだ。
最後にご紹介するのは、カンヌ国際映画祭、ベネチア国際映画祭の常連にして、イランの名匠アミール・ナデリ監督によるトークイベント「シネマへのオマージュ」。西島秀俊を主演に迎えて話題となった『CUT』など海外はもちろん日本にも熱狂的なファンを持つナデリ監督をゲストが、日本映画からの影響、ワールドシネマへの熱い想いを語る貴重なイベントとなっている。
先日、開幕したばかりの今年の「SSFF&ASIA」。ぜひ一度、原宿に足を伸ばしてみては?
「SSFF&ASIA 2013」は、東京・ラフォーレミュージアム原宿ほかにて6月16日(日)まで開催開催。
《シネマカフェ編集部》
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