【カンヌ国際映画祭】ライアン・ゴズリング、最新主演作にブーイング…その理由とは?
第66回カンヌ映画祭も終盤を迎え、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の新作『Only God Forgives』が上映された。2011年のカンヌ映画祭で「監督賞」を受賞した『ドライヴ』に続き主演はライアン・ゴズリングだが、残念ながらライアンは…
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メッセージは、「カンヌ映画祭に参加できず、本当に残念だ。行くつもりだったんだけど、いま僕自身の監督作(『How to Catch a Monster』)の撮影真っ只中で、スケジュールの都合がどうしてもつかず、断念したんだ。ぜひ僕の友人・ニコラスとその仲間を温かく迎えてください」というもの。
映画は、バンコクを舞台にジムのオーナーで暗黒街の顔であるジュリアン(ライアン・ゴズリング)の兄が殺され、復讐の連鎖が展開していくというスリラー作品。兄弟の母を演じるクリスティン・スコット・トーマスのビッチぶりも見ものだが、注目すべきはタイの人気俳優であるヴィタヤ・パンスリンガム(『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』)。“暗黒版『ダーティー・ハリー』”ともいうべき謎の元刑事を演じ、ライアンとムエタイで戦ったり、タイの流行歌も数曲披露している。さらに、歌手の「ヤーヤーイン」のウィーラワン・ポンガームなども出演しており、アジア色の濃い作品となっている。
あまりにぶっ飛んだ展開で、プレス向け試写ではブーイングが飛んだが、レフン監督はこれは神との闘いに挑んだ男の話だとして、「実存主義者にハマった頃に、怒りっぽくなり、神について考えるようになった。そこで、自分を神だと思う男と、彼に恨みを抱く怒り狂った母と、その息子の話を思いついた。これは精神性と神秘性についての映画なんだ。タイでしか作れなかったと思う。タイでは、みんなゴーストを信じているんだよ」と語った。
ライアン・ゴスリングは現在、俳優業をしばらく休み、監督デビュー作『Only God Forgives』をデトロイトで撮影している。
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