チャン・ツィイーが悲鳴をあげた! 壮絶『グランド・マスター』の特訓映像が到着
『2046』、『 マイ・ブルーベリー・ナイツ』のウォン・カーウァイ監督が構想17年をかけて挑む、初のカンフー・アクション大作『グランド・マスター』。激動の時代に運命を切り開こうとした武術流派の…
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ツィイーは本作で、「北の八卦掌」のグランド・マスターである父を、野望に目の眩んだ一番弟子に殺され、復讐心に燃える美女・ルオメイを演じている。ルオメイは、八卦掌の奥義“六十四手”をただ一人受け継ぐ者。彼女は、かのブルース・リーの師であった実在の人物「南の詠春拳」のイップ・マン(トニー・レオン)への愛よりも、父の仇討ちと、流派の南北統一をなす“真のグランド・マスター”を目指す道を選ぶ。
今回、実在のグランド・マスターたちから指導を受け、八卦掌を徹底的に学んだというツィイー。「私のカンフーの指導者たちは非常にタフで厳しかった」と語る通り、映像には過酷な訓練に顔を歪ませて、思わず悲鳴をあげる様子が映し出されている。
トレーニングは4年間にわたって行われ、彼女は文字どおり身も心も捧げることによって、本作で本格的な武術を披露することになった。かなりの過酷さが映像からも伝わってくるが、ツィイーは「とても感謝しているの。彼らが多くを要求していなかったら、これほど上達することはなかったわね」と、グランド・マスターへの感謝の言葉を笑顔で語っている。
また、中国東北部で雪の中、長期間行われた撮影では、その気温なんとマイナス30度! 特に父の一番弟子と闘うシーンでは、実際の駅舎を模したオープンセットで3か月間、毎晩撮影が行われた。コートを脱ぐと、体から湯気が立ち上る最も過酷な撮影だったという。
アジアから世界のトップスターに上り詰めたツィイーに、ここまで本気にさせることができたのは、カーウァイ監督だからこそ。実は、オファーがきた際には、すべてがシークレットであり、どのような役を演じるかさえ知らされていないまま、トレーニングに打ち込んでいたという。撮影も何年かかるか分からなかったが、それでもカーウァイ監督と共に仕事がしたいという思いから、彼女は二つ返事で承諾したのだとか。
女としての幸せを捨て、グランド・マスターとしての宿命を全うする闘う女を見事に演じきった、ツィイー。美しいアクション・シーンの壮絶な裏側を、この映像で確かめてみて。
『グランド・マスター』は5月31日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。
※こちらの特別映像はcinemacafe.net記事ページよりご覧いただけます。
(C) 2013 Block 2 Pictures Inc. All rights Reserved.
《シネマカフェ編集部》
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