加瀬亮、ユースケ・サンタマリアは「大げさ」と苦笑い
俳優の加瀬亮が6月1日(土)、東京・東銀座の東劇で行われた主演作『はじまりのみち』の初日舞台挨拶に登壇。共演するユースケ・サンタマリアが「あまりに寒くてカイロ20枚貼っていた」と極寒の撮影をふり返ると…
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『二十四の瞳』や『楢山節考』など数々の名作を世に送り出した名匠・木下惠介の青春を描いた生誕100周年記念作品。若き日の木下監督(加瀬さん)が病に倒れた母を疎開させるために2台のリヤカーを引き、兄・敏三(ユースケさん)らと山越えしたという実話を軸に、戦時下で葛藤する木下監督の姿や美しい母子愛が描かれる。舞台挨拶には加瀬さん、ユースケさんに加えて、母を演じた田中裕子、濱田岳、斉木しげる、そして原恵一監督が登壇した。
『映画 クレヨンしんちゃん』シリーズ、『河童のクゥと夏休み』などの感動作で知られるアニメーション映画作家の原監督が、満を持して実写映画に初挑戦。
木下監督の熱烈なファンでもあり、「いまも信じられず、夢みたい。もしこの仕事を断っていたら、きっと後悔していただろうし、自分で言うのもなんですが、思ってもないくらい良くできた。これを機に、木下監督の作品にも興味を持ってもらえれば」と誇らしげ。加瀬さんも「この作品はもちろん、木下監督の作品が広がっていけば嬉しいです。きっと新旧の映画の発展になるはず」と本作の意義を語っていた。
この日も“舌”好調だったユースケさんは、先ほどの「カイロ20枚」発言に加えて、「あまりに楽しい撮影だったので、何か記念に残せないかと思って、みんなで体のどこかに“みち”のタトゥーを入れようって話になった。加瀬くんが言い出したんだっけ? 僕は入れましたよ!」とおとぼけコメント。
実は5月23日に開催された完成披露試写会では、木下監督の実弟・木下忠司さんが来場していたため、緊張でコメントが真面目になってしまったのだとか…。「あの日のストレスを今日、発散しています」とポテンシャルを存分に発揮し、清々しい表情だった。
『はじまりのみち』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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