武田真治、上川隆也への愛憎入り交じった複雑な思いを告白!
映画『二流小説家』の完成報告会見が6月5日(水)に行われ、主演の上川隆也を始め、武田真治、片瀬那奈、高橋恵子、小池里奈、主題歌を歌う泉沙世子、原作者のデイヴィッド・ゴードンが出席した。
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「このミステリーがすごい!2012年版」「週刊文春ミステリーベスト10 2011年」「ミステリが読みたい!2012年版」という、日本国内の海外ミステリーにおいていずれも第1位を獲得した小説の舞台をアメリカから日本に置き換えて映画化。死刑判決を受けた猟奇殺人犯からの依頼で彼の熱烈な“信者”たちの元を訪れた作家の男性が思わぬ事件に巻き込まれていくさまを描く。
撮影が行われたのが今年の1月。上川さんは本作で意外にも映画初主演となったが、わずか半年での完成というスピード感に驚きつつ、「撮り終えた後になって、取材の数が多くて『あ、主演したんだ』という感じで、いまだに気後れしています(苦笑)」と語る。完成した映画の質の高さに自信を覗かせる一方で、「大きなスクリーンに自分の顔が映ってるのを見るのは抵抗感があります…」と語り、片瀬さんから「何年やってるんですか!」と突っ込まれていた。
上川さん演じる作家・赤羽一兵と武田さん扮する死刑囚・呉井大悟が拘置所の接見室でガラスを挟んで行き詰る“攻防”を展開するが、このシーンについて上川さんは「ストーブにあたりながら2人でよく話してました。(内容は)呉井と赤羽の互いのプロフィールで、どういう呉井、赤羽でいるかというところに終始してました。2人と看守しかいないシーンだったので、より濃くしたかった」と述懐。
武田さんは「対立したキャラとして描かれているが、そのために協力体制が必要だった」と上川さんとの“共闘”をふり返る。呉井大悟がいるシーンの画は(常に拘置所で)変わらないけど、そこに何度も、違う感情をもってやってくる赤羽に何を返すべきか? 協力しながら“対立”を作っていったその距離感は間違っていなかったと思う」と手応えを明かす。
この日、2人は久々の再会となったが、武田さんは「控室で上川さんがほかの方と喋ってると僕は喋る相手がいなくて、ジェラシーに似た感情を感じた(笑)。それだけ上川さんを求めていたんだなと思いました」と語り、これには上川さんも「そんなに求められていたとは初めて知りました(笑)」と驚きを口にしていた。
『二流小説家 -シリアリスト-』は6月15日(土)より公開。
《シネマカフェ編集部》
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