※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【シネマモード】『欲望のバージニア』 いつの時代も女性たちを虜にする“男臭さ”

男子の草食化が目立ち始めて久しい日本。女子が肉食化したのが先なのか、男子が草食化したから女子が肉食化したのか。

最新ニュース コラム
注目記事
『欲望のバージニア』 -(C) OMMXI by BOOTLEG MOVIE LLC. All Rights Reserved.
『欲望のバージニア』 -(C) OMMXI by BOOTLEG MOVIE LLC. All Rights Reserved. 全 8 枚
拡大写真
男子の草食化が目立ち始めて久しい日本。女子が肉食化したのが先なのか、男子が草食化したから女子が肉食化したのか。

わかっているのは、肉食女子が好むのは草食男子…なのではなく、肉食女子が好むのは自分より強い肉食男子であることが多いということ。強い女性ほど、古くから伝わる“男臭さ”にコロリと行く傾向があるようです(関係者談話)。恋愛学によると、女性は昔から、自らが妊娠して働けないときに、生活をきちんと支えてくれる生活力(現代では経済力)のあるパートナーを好むのだそう。つまり女性が自分よりも高学歴・高収入の男子を求めるのは、遺伝子レベルの欲望で、いくら女性が強くなった現代でも、遺伝子が求めるものはそうそう変わらないというのです。頼りない男性でも私が支えるから大丈夫という女性は、単に個人差レベルの話なのかもしれません。これほど女性の社会進出がすすむ時代でも、主夫がそれほど増えないのは、こういう理由なのでしょう。

では、いつの時代も女性たちを虜にする“男臭さ”とはいったい何なのか。それはつまり、色気です。色気とは、最終的には性的な魅力に繋がるもの。でも、仕事のできない男性に色気を感じないという女性も多く、それを考えると、やはり男の魅力と生活力とは関わりが深そう。自分を経済的にも、肉体的にも、精神的にも頼もしい男性を求めてしまう。それが女性なのです。そして、現代女性の嘆きこそ、「そんな男がどこにいるんだ!」ということ。だからこそ観て欲しい映画『欲望バージニア』

ここにそんな男がいるんです。リアルでなくてすみません。でも、この作品に登場するボンデュラント三兄弟は、実在の人物だとか。禁酒法時代、バージニアを中心に密造酒ビジネスを行っていた無法者で、取締官から要求された高額の賄賂を拒否して渡さなかったために、壮絶な全面戦争を展開したのです。地元では、腐敗した権力に立ち向かったヒーローとして伝説となっている兄弟で、バージニアでは今でも憧れの存在なのだそう。彼らの物語を兄弟の末っ子であるジャックの孫が小説にしたことから、映画が生まれたとのこと。彼らが、権力に立ち向かったのは、お金の問題ではなく、主義の問題だったわけで、損得を考えずに自分の主義を貫く姿は、男らしいことこの上ありません。

なかでも、トム・ハーディ演じる兄弟の中心人物、次男のフォレスト(原作では長男)が、とりわけ男臭い。大都市・シカゴから流れてきた元踊り子のマギーと恋仲になるのですが、彼女を守る姿にも静かな男気を感じます。そもそも、肉食男子なのに、女性にガツガツしておらず程よく奥手なのがしびれます。そして、女性に「あんまり待たせないで」と裸で迫れちゃうなどというギャップもいい。程よく純粋、でも基本的には肉食な彼は私のツボでした。そんなフォレストが男の強さについて語るシーンがあります。悪徳取締官にボコボコにされて帰って来た弟に、今度は決してやられっぱなしになるなと諭します。すると、「俺は兄貴たちほど体格が良くないから」と弟。そこで言うのです。「男をたくましくするのは腕っぷしじゃない。ひるまずに立ち向かう意志だ」と。なるほど、確かにそうです。まさにこれが色気の源流。私はフォレスト派ですが、ぜひあなたも、好みの1人を見つけてください。

《シネマカフェ編集部》

特集

関連記事

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]