竹野内豊がモテ男役に…本田翼&尾野真千子&麻生久美子らと大人の関係
第115回芥川賞をはじめ数々の文学賞を受賞した作家・川上弘美の「ニシノユキヒコの恋と冒険」(新潮文庫刊)が、『人のセックスを笑うな』(08年)で独特な映像とセンスで大ヒットを記録した井口奈己監督のもと、映画化されることが決定。
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川上弘美の連作短編集を原作にした本作は、容姿端麗・女に優しく・懲りることを知らない“ニシノユキヒコ”と恋愛関係をもった、数々の女性たちが思い出を語り、真実の愛を探して彷徨う、彼の恋と悲しみの人生を切なく描き出したラブ・ストーリーだ。
ニシノの周りには、幅広い世代の魅力的な女性たちがいつもいた。だが、ニシノが彼女たちの欲望をすべて叶えても、最後は必ず彼の元を去ってしまう…。
華麗でありながらもどこか寂しげな主人公・ニシノを演じるのは、端正な容姿に加え、演技力にも定評のある竹野内豊。稀代のモテ男を演じるに当たり、「男の自分からすると、何がそんなにいいのか理解しがたいところがたくさんあるので、監督を始め、女性の意見を聞きながら、ニシノユキヒコという女性の理想の男を何とか理解しようとしています(汗)」と役作りに苦労しているようだ。
また、ニシノと関わった女性たちは必ず「みんな、幸せだった…と感じているので、映画を観て下さった方々にも、ユキヒコと過ごした時間は幸せだったと思って頂けるような作品になればいいなと思っています」と意気込みを語った。
初タッグとなる井口監督には、「本番直前に『リハの10倍ラブラブな感じで!』などと言って、台本には書かれていないアドリブをかなり求めてきて、なかなかカットをかけてくれない」ことに、「見た目からは想像がつかないほどのドSな監督ですね」と、すっかり舌を巻いた様子。
ただ、「とても幸せな現場でした」と語る通り、ニシノを取り巻く魅力的な女性たちを演じるのは、今をときめく豪華女優陣の名前が並んだ。
昔の恋人の存在を知りながらニシノと関係を結ぶ上司・マナミ役には尾野尾野真千子、マンションの隣人の昴とタマをそれぞれ成海璃子と木村文乃、元恋人・カノコ役を本田翼が演じる。
さらに、10年前に恋に落ちた人妻役には麻生久美子、料理教室で彼に恋をしてしまう主婦役に阿川佐和子。そして、期待の新人・中村ゆりかが、物語の重要なカギを握る15歳の少女役を演じている。
「ある意味ニシノにまつわる女たちの映画なので、それぞれ役にあった人たちが演じてくれるのが楽しみ」と話すのは、5年ぶりにメガホンを取った井口監督。前作『人のセックスを笑うな』で、永作博美、松山ケンイチといった俳優の魅力を最大限に引き出し、大きな話題となった。本作においても、俳優・竹野内豊の新たな魅力を映し出してくれるに違いない。
しかも、国内外を問わず評価の高い井口監督の新作だけに、来年のベルリン映画祭への出品も視野に入れられているのだとか。本作では、果たしてどのように真実の愛を求める姿を描くのか。さらなる続報を期待したい。
『ニシノユキヒコの恋と冒険』は、2014年2月全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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