野村克也、“キモサベ”は「サッチー（笑）」…『ローン・レンジャー』始球式に登場

ザック・ジャパンの完敗に日本中がため息を漏らした、8月14日（水）…。その少し前、神宮球場では東京ヤクルトスワローズ VS 中日ドラゴンズの公式戦前に、現在公開中の『ローン・レンジャー』公開記念として「キモサベ・ナイター始球式」が行われ、“ID野球”で知られるの野村克也がキャッチャーとして登場した。

この日、「ヤクルトスワローズのレジェンド！」と紹介され登場した野村さんは、白いテンガロンハットに黒マスクを身にまとい、劇中でアーミー・ハマー演じる“ローン・レンジャー”のような出で立ち。脇にはトント隊／ローン・レンジャー隊を従え、ご機嫌の様子だった。バッターとして登場したのは、東京ヤクルトスワローズの池山隆寛コーチが登場し、子弟対決が実現した。

ピッチャーを務めたのは、白塗りの顔がインパクト大のトント隊のひとり。しかし、放たれた“キモサベ・ボール”は大きく外れ、池山コーチがその球を大きくスイング、残念ながら野村氏がトントからのボールをミットに収めることはできなかった。

その後行われた取材で、久々の神宮球場について野村監督は「日本一になった場所なので、神宮球場での9年間は最高の思い出です」と懐かしそうにコメント。そして、この日着用したローン・レンジャーンの衣装について聞いてみると、「気に入っているのは帽子かな。ただ、いい顔をマスクで隠されたのは気に食わない」と得意の“ぼやき”を披露した。

また「監督にとっての“キモサベ”は？」という質問に対して、「長いこと生きているんだから、そりゃたくさんいるよ」と煙に巻こうとするも、記者陣から問い詰められ…「サッチー（笑）」と照れ笑いを浮かべていた。

『ローン・レンジャー』は全国にて公開中。