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エマ・ワトソンがヒロイン、『ウォールフラワー』日本公開決定…ベストセラー青春小説映画化

10年前に発刊され、『ライ麦畑でつかまえて』の再来と絶賛され、全米で社会現象となったベストセラー小説の映画化『ウォールフラワー』がこのほど、日本で11月に公開されることが決定した。

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『ウォールフラワー』 (C) 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
『ウォールフラワー』 (C) 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. 全 6 枚
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10年前に発刊され、『ライ麦畑でつかまえて』の再来と絶賛され、全米で社会現象となったベストセラー小説の映画化『ウォールフラワー』がこのほど、日本で11月に公開されることが決定した。

原作のタイトル『The Perks of Being a Wallflower』にある「Wallflower」というのは直訳すれば「壁の花」という意味で、ダンスパーティで踊りに参加できず傍観者になっているはみ出し者の事を指す単語。これは小説家を目指す多感な少年チャーリーがミドルスクールから高校へ進学し、新しい環境になじもうとする過程で起こる出来事をビビッドに描いた作品だ。

内気な「壁の花」チャーリーが自分の居場所を発見し、自分を受け入れてくれる友人である陽気でクレイジーなパトリック、美しく奔放なサムという兄妹との出逢いにより、いろいろな悪い事を試すことを通じて成長してゆく、いわゆる「coming-of-age drama」。チャーリーが初めて知る"友情"、そして"恋"……。世界は無限に広がっていくように思えたが、チャーリーがひた隠しにする、過去のある事件をきっかけに、彼らの青春の日々は思わぬ方向へ転がり始める。

この本は発売後、アメリカの一部の高校生にカルト的に支持され、J. D. サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』の再来だとも言われ、実際、多くの高校がカリキュラムの一環として必読書にしている。同性愛、セックス、自殺などが出てくるにもかかわらず国語の授業で教材として使われていることからも察せられるとおり、非常にまじめなテーマを扱った作品なのだ。

本作は長く映画化の話があったが予算が付かずお蔵入りになっていた。そこに『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソンがこの映画を撮りたいと働きかけた結果、出来上がったといういきさつもある。

主人公チャーリーを演じるのは『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(’11)のダルタニアン役ローガン・ラーマン、ヒロインで奔放なサムを演じるのは『ハリー・ポッター』シリーズを卒業後、本作で初の大役を務めるエマ、その兄でチャーリーを大人へと目覚めさせるパトリックを演じるのは『少年は残酷な弓を射る』(’11)の衝撃的な演技が話題を呼んだエズラ・ミラーと、今、ハリウッドの旬の若手スターたちの共演も話題だ。

また本作が初監督ながら、海外映画データベースのIMDbや映画レビューをまとめた「Rotten Tomatoes」にて高評価を獲得し、本作の原作・脚本も務めたスティーブン・チョボスキー監督の来日が9月10日・11日に決定している。きっとチョボスキー監督の口から直接、本作の意図や裏話を聞ける機会もあるだろう。

『ウォールフラワー』は、TOHOシネマズ、シャンテ、ヒューマンとラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー。

《text:cinemacafe.net》

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