木村多江、アラサ―女性の“恋の防衛本能”に「あるある…(笑)」
倉科カナ、成海璃子、木村多江、高梨臨、広末涼子という豪華な女優陣を各話の主演に迎えて贈るWOWOWの連続ドラマW「鍵のない夢を見る」もいよいよ3夜目。このほど、木村多江がアラサ―女性なら誰もが“あるある”と
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「冷たい校舎の時は止まる」で鮮烈なデビューを果たし、その後も若者独特の心の揺れを描き続けている人気作家・辻村深月の「第147回直木賞」を受賞した小説を、全5話構成のオムニバス・ドラマとして完全映像化。ありふれた日常の一コマに潜む人間のドラマを描いていく。
第3話として放送される「石蕗南地区の放火」で木村さんは、孤独だと分かっていながらプライドにしがみついてしまうOL・笙子を演じている。物語は、しつこくデートに誘ってくる男・大林(大倉孝二)を疎ましく思う一方で、実家に帰れば見合いを勧められ、近所の人も余計な気遣いが…という状況の中、仕方なく大林の誘いを受けた。しかし、デートに現れた大林はセンスを疑うような服装、繰り出すトークも微妙…耐え切れなくなった笙子は逃げるようにその場を去った。
その半年後――笙子の実家の目の前にある消防の詰め所が放火され、その現場の調査に来ていた消防団員の大林とばったり再会することに。この再会をしてからというもの、笙子が仕事で担当する地域で不審火が相次ぎ…。
前2話では、林遣都や大東駿介といったどうしようもないイケメンのダメ男たちがヒロインをことごとく振り回してきたが、この第3話での大倉さん演じる大林はまた別種の“ダメ男”。笙子から見れば、ことごとく魅力を欠きながら、しつこく付きまとうという粘着性まで併せ持った男。
しかし木村さんは先日行われた会見で、そんな男を見下すヒロイン・笙子をこう分析していた。「30代の女性って、(男の)人を見るときに主観的に『大好き!』というのではなく、傷つかないようにとマイナスの部分やダメなところを見る(=あえてネガティブな印象を持って自分が傷つかないように納得させる)ところがあると思う…(笑)」。
そして、大人になるにしたがって熟練度が上がる“あのスキル”については激しく共感。「顔で笑って『そうですね』と言いつつ、心の中で『そうじゃないよ!』とツッコむことってあると思う(笑)。本音と建前が描かれていて、私も『あるある、こういうのイタイよね』と思いつつ演じました。結構、私もツッコんでるんですよね、一人で。TVとか見ながら。意識せずに心の声を流してたんですけど、意外に毒吐いてるなと思いました(笑)」。
さらに、もし笙子のような女性が周りにいたら? という質問には「恋愛が怖くなって相手を否定してしまうところってあるけど、相手のいいところを見るようにしないと。結婚生活となると、また新たな修行が始まると思うので…(笑)」と含みのある笑いを浮かべながら語っていた。
連続ドラマW「鍵のない夢を見る」は毎週日曜、WOWOWにて放送中(全5話)。木村さん主演の第3話「石蕗南地区の放火」は9月15日(日)22時より放送。
連続ドラマW「鍵のない夢を見る」公式サイト
http://www.wowow.co.jp/dramaw/kagi/
《シネマカフェ編集部》
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