【予告編】D・ボイルらを輩出したスタジオ、20周年記念作品『セッションズ』
『フル・モンティ』『(500)日のサマー』『ブラック・スワン』『リトル・ミス・サンシャイン』『127時間』など、常に良質な作品を世に送り出してきた、FOXサーチライト・ピクチャーズ…
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6歳で罹ったポリオが原因で首から下が麻痺してしまったマーク。重度の呼吸障害を抱える彼は、自らが「鉄の肺」と呼ぶ巨大な呼吸器の中に横たわり、1日の大半を過ごしている。38歳になり、若くて美しいヘルパーのアマンダに恋をしたマークは、健常な男性であれば誰でもが思い描く、“愛する女性と精神的にも肉体的にもつながりたい“という願いを抱くようになる。神父やヘルパーに励まされ、思い切ってセックス・セラピストの“セッション”を受けることを決意したマークだったが…。
首から下の麻痺を持ちながら、38歳にして愛する女性と心身ともにつながりたいと願い、新たな冒険に挑むという難役を演じるのは『ウィンターズ・ボーン』のジョン・ホークス。本作の演技が評価され、ゴールデングローブ・ドラマ部門で主演男優賞にノミネート。また、セックス・セラピスト役として、惜しげもなく美しい裸体を披露した『恋愛小説家』のヘレン・ハントは、本作でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の助演女優賞にノミネートされた。マークに聖職の枠を超えたアドバイスをするブレンダン神父には、『ファーゴ』やドラマ「シェイムレス 俺たちに恥はない」などで知られる名優ウィリアム・H・メイシーが演じている。
FOXサーチライト・ピクチャーズと言えば、これまで、ダニー・ボイル、ダーレン・アロノフスキー、ウェス・アンダーソン、アレクサンダー・ペイン、ジェイソン・ライトマンなど、のちに異才・名匠と称えられる有名監督たちを数多く輩出し、アート映画界を牽引。過去19年間で20個のアカデミー賞を獲得し(81ノミネート)、この9年間で9回の作品賞にノミネートされている、文字通り“最もアカデミー賞に近い”スタジオだ。
詩人でありジャーナリストのマーク・オブライエンの実話をベースに、彼が童貞喪失を決意し、実行に移すまでをユーモアたっぷりに温かく描く本作。実にFOXサーチライト“らしい”作品で、また新たなる感動を与えてくれるだろう。なお、本作は東京国際映画祭で特別招待作品として上映される予定だ。
『セッションズ』は12月6日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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