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故・地井武男の“遺作”はジブリ『かぐや姫の物語』…2011年夏に声収録

宮崎駿監督の『風立ちぬ』に続き、今年公開されるスタジオジブリ・高畑勲の最新作『かぐや姫の物語』。本作の中間報告会見が都内某所にて、9月17日(火)に開かれ、昨年この世を去った故・地井武男が声優出演していることが発表された。

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故・地井武男(翁役)/『かぐや姫の物語』 -(C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK
故・地井武男(翁役)/『かぐや姫の物語』 -(C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK 全 5 枚
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宮崎駿監督の『風立ちぬ』に続き、今年公開されるスタジオジブリ・高畑勲の最新作『かぐや姫の物語』。本作の中間報告会見が都内某所にて、9月17日(火)に開かれ、昨年この世を去った故・地井武男が声優出演していることが発表された。地井さんにとって、本作が“遺作”になるという。

日本最古の文学「竹取物語」をベースにオリジナルストーリーが展開する本作。かぐや姫はなぜ地球に生まれ、何を想い、月へと帰らねばならなかったのか…謎めいた彼女の運命を描き出す。

昨年の6月に心不全のため死去、享年71歳でその生涯の幕を閉じた地井さん。本作では、かぐや姫の育ての父・翁を演じているが、声の収録は2011年の夏に行われたそう。

生前に残されたコメントでは、「動く絵や映像に合せて声を出すアフレコやナレーションは経験がありましたが、先に声だけを収録するプレスコという手法が初めてで戸惑いました」「あまり慣れていなかったので、うまくいきませんでしたね(笑)。70歳近い初心者だったわけで、困ったものです」と苦戦していた様子。

さらに、演じた翁というキャラクターについては「当初、自分の中で翁は“はなさかじいさん”のような童話の世界の温和でやわらかな人というイメージがありました。ですが、(高畑)監督とお話するうちに、竹を山で元気に切ることができる、もう少し若く、よりリアリティのある人物に方向転換していきました」と役作りを明かしている。

『風立ちぬ』での鈴木敏夫プロデューサーの“遺作”発言と宮崎監督の引退…今年のジブリ作品は何かと“最後”を思わせるキーワードを含んでいるようだ。

『かぐや姫の物語』は11月23日(土・祝)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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