新たな映画の“幕開け”…『デスノート』金子修介を最高責任者にクラウドファンディングで製作
年間800本以上の作品が公開されている“映画”。その数だけ人々は心を躍らせ、涙を流し、時には人生観さえ変えてしまう。そんな自分を変えてくれる映画に“参加”できるクラウド・ファンディングが注目を集めているが…
最新ニュース
スクープ

そもそも“クラウド・ファンディング”とは、不特定多数の人々がインターネットを通じて発案者や組織に財源の提供や協力などを行うこと。映画だけに限らず、音楽プロジェクトやロボット開発など、様々な形で用いられている。
今回、「Makuake」を運営する「サイバーエージェント・クラウドファンディング」が映画情報サイト「cinemacafe.net」と提携しての第1弾となる『月野さんのギター』は、小説家・寒竹泉美の同名小説を映画化したもの。
物語の主人公は、京都の大学に通う2年生の真。東京に住むナナミと遠距離恋愛の只中にある彼は、ある日彼女に内緒で東京へ。しかし、偶然にもそこでナナミと友人の西村の浮気現場を目撃してしまう…。
真は怒ることも責めることもなく、ただ黙ったまま京都へと帰ってきた。それは、彼もまたナナミとは別に好きな人がいる…クラスメイトの月野さん。しかし、彼女には年上の恋人がいて――と、5つの恋が同時進行で交差するラブストーリーを描く。
リアルな恋の心情を描くために、女性だけで恋愛や仕事、家庭のことをうちあける完全匿名コミュニティサービス「GIRL'S TALK」の投稿を脚本に反映させることも検討しているようで、女性たちから多くの共感を呼びそうな本作。
今回のプロジェクトに最高責任者として迎えられたのは、『ガメラ』シリーズ、『あずみ2』、『デスノート』などで知られる金子修介。製作委員会の用意した資金で映画の撮影スタッフの整備・キャスティングの実務などの戦略構想を立てて決定までを下す、大リーグでいうところのチーム全体を動かしていくGM(ゼネラルマネージャー)のような役割を担うようだ。
本作がどんな物語として描かれるのか気になる所だが、キャストなどもまだ未発表。今回の「Makuake」でのクラウド・ファンディングで、“応援したくなる映画”としてどれだけサポーターたちから支援を受けることができるかが大きなカギとなりそうだ。
『月野さんのギター』は、クラウド・ファンディング・プラットフォーム「Makuake」にて資金調達中。
◆Makuakeプロジェクトページ
https://www.makuake.com/project/tsukinosan/
◆サイバーエージェント・クラウドファンディング 企業HP
http://www.ca-crowdfunding.com
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
この記事の写真
/