“アメリカの松潤”エズラ・ミラーの魅力に注目! 映画『ウォールフラワー』
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海』ローガン・ラーマン、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラー、最旬の若手俳優が競演した青春映画『ウォールフラワー』。
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エズラは、1992年生まれの現在21歳。ティルダ・スウィントンと共演した『少年は残酷な弓を射る』('11)で衝撃的な役を演じ、「放送映画批評家協会賞」にノミネート、世界各国で絶賛され、一躍若手俳優を代表する存在となった。俳優業以外に「サンズ・オブ・アン・イラストリアス・ファザー」という自身のバンドで、ミュージシャンとしても活躍する、多彩な才能の持ち主だ。
まずは、“松潤似”と言われることについて検証。原作・脚本・監督を務めたスティーブン・チョボスキーが来日した際に、ある出来事でそれは決定付けられた。「あ、エズラだ!」と、監督が松本さんを見て叫んだというのだ。もちろん、チョボスキー監督は松本さんのことを事前に知らず、エズラが“松潤似”と日本で囁かれていることなど知る由もない。さらに、松潤ファンの間でもエズラは“アメリカの松潤”と認められているというから、その“似ている度”は折り紙つきだ。
“壁際に咲く花”のようにひっそりと息を潜めて日々をやり過ごしていた16歳の内気な少年チャーリー(ローガン・ラーマン)が、はみ出しものの自由な兄妹(エズラ・ミラー&エマ・ワトソン)と出会い、笑い、恋をして痛みを知っていく青春物語を描いた本作。
エズラは、本作でチャーリーの初恋の相手である、美少女・サムの兄・パトリックを演じている。サムを演じたエマが「パトリックはカリスマ性のあるエズラそのもの」と語る通り、個性あふれる彼ならではのキャラクターとなった。
もともとカルト的人気を誇る原作小説に、「影響を与えられた」というエズラ。今回の映画化でオファーを受け、脚本を初めて読んだときの感想を「小説に忠実だと思った。基本的には、この物語の中で、青春が人間として具現化しているんだ。一つの物語の中で、青春と闘う多くの異なる人格や個性が描かれている」とふり返る。
本作に登場するキャラクターはそれぞれに心の傷を抱えているが、パトリックもかなりの複雑なキャラクターだ。陽気でクレイジーな自由人であると共に、孤独を抱えながら、叶わぬ恋に悩む。エズラは自信が演じたキャラクターをこんな言葉で分析してくれた。
「彼は自分たちの外側の世界では自分自身でいることができない誰かを、彼とは一緒になれない誰かを愛している。たとえ彼らが生来の愛情によって結びついているとしてもね。彼らは一緒にいる。でも毎日遠く離れているフリをしなくてはならない。それは拷問だよね。つまりパトリックは、とても陽気に、熱意に満ちて、快活に輝きながら、自分を苦しめているんだ」。
さらに、今回エズラのインタビューを収めた特別映像も到着。“松潤似”の小悪魔チックな微笑みと共に、彼が共演したローガンやエマをどんな言葉で語るのかチェックしてみて。
『ウォールフラワー』は11月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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