逢坂良太&佐藤聡美&白石涼子ら人気声優が『エンダーのゲーム』吹き替えに抜擢
ネビュラ賞、ヒューゴ賞のダブル受賞を達成し、近年のジャパンカルチャーの集大成であるアニメなどに創造力を与えたといわれる伝説的小説を映画化した『エンダーのゲーム』でこのほど日本語吹替版声優に逢坂良太ら日本のアニメ界で絶大な人気を誇る声優たちが抜擢された。
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禁断の“サード(第三子)”として生まれたエンダー・ウィッギンは、孤独な少年時代を過ごしていた。だが、彼はエンダー(終わらせる者)という名が示すように、宇宙戦争を収束させ地球を滅亡から救う使命を背負っていたのだ。過酷な訓練によって宇宙で戦うためのあらゆる術を叩き込まれるエンダー。やがて多くの生命を奪う戦争そのものにひとり苦悩しながらも頭角を現し、少年戦士たちの指揮官となるが…。
日本のアニメに大きな影響を与え、その深淵な世界観やスケールの大きさから不可能と言われ続けた映像化を成し遂げた本作でアニメ界の人気声優たちが吹替声優として大抜擢された。
ひとり運命を背負う少年エンダーに旬な声優・逢坂良太(「ダイヤのA」沢村栄純役)、エンダーの仲間で射撃の天才少女ペトラに佐藤聡美(「けいおん!」田井中律役)、エンダーが心から信頼する姉・ヴァレンタインに白石涼子(「ハヤテのごとく!」綾崎ハヤテ役)と主役級の人気声優が並ぶ。
また、エンダーの友人ビーン役には沢城みゆき(「ルパン三世」峰不二子役)ほか、ハリソン・フォード演じる指導官グラッフ大佐役には磯部勉、ベン・キングズレー演じるメイザー役には麦人など、洋画吹き替えでいつも耳にするベテラン声優陣も脇を固める。
エンダー役の逢坂良太さんは、海外制作の作品に参加するのは今回が初めて。収録日までは緊張していたそうだが本番では覚悟を決め「やらなきゃいけない! 自分はやれるんだ!」と奮い立たせて臨んだエピソードを明かした。
また、佐藤さんは、「ペトラには短所すら魅力に感じるような部分があって、そういった面は私が以前演じさせて頂いたとあるキャラクターに似てる部分がある」とファンにとっても嬉しいコメントを寄せる。
原作の小説が現在の日本のアニメ界に影響を与えたことを聞いた白石さんは、「なるほど! いまの日本のアニメ作品にありそうだ!」と納得したそうで、「このシーン、アニメで見たことある!」と思える世界観に溢れていることを紹介した。
以前取り上げた、秋赤音によるイメージイラストの発表、絶版状態にあった原作の新訳版刊行、そして冬コミケ参戦に加え、日本の人気声優たちによる日本語吹き替え版製作決定とエンダー再誕プロジェクトが大きく動くなか、さらには今回抜擢された声優陣による「エンダーのゲーム」ラジオドラマ化も決定! 脚本は「エウレカセブンAO」「仮面ライダーウィザード」「鋼の錬金術師」などで知られる會川昇が手がけることが明らかとなっている。
「ハリウッドの実写が日本に追いついた」とも称され、アニメに多大な影響を与えた本作が、日本の声優陣によってどう彩りを与えられるのか楽しみだ。
『エンダーのゲーム』は2014年1月18日(土)より全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》
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