“ポスト・クロエ”!?新星女優ソフィー・ネリッセが贈る『やさしい本泥棒』公開へ
昨年度アカデミー賞監督賞ほか3部門受賞の『ライフ・オブ・パイ』のスタジオが贈る最新作『やさしい本泥棒』が2014年6月に公開されることが決定。このたび、本作で主人公…
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第二次大戦中のドイツ・ミュンヘン郊外で、母に去られて里親と暮らす活発な少女・リーゼル(ソフィー・ネリッセ)。里親のハンス(ジェフリー・ラッシュ)はリーゼルが「墓掘り人の手引き」という少女に似つかわしくないタイトルの本を肌身離さず持っていることから、彼女が字が読めないことに気が付き、本を読み聞かせるようになる。
ハンスはリーゼルのために地下室の壁に分からない字を書いて“辞書”を作り、リーゼルは読み書きを覚えていく。しかし、折りしもドイツはナチスによって自由に本を読むことを禁じられる時代へと突入していく…。
「ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー」のリストに異例の4年間ランキング圏内に入っているベストセラー小説「The Book Thief」を基に描かれた本作。主人公を演じるソフィーは10歳から映画出演し、『ぼくたちのムッシュ・ラザール』で、ジニー賞とジュトラ賞で「助演女優賞」を受賞した、若干13歳の新星女優。
『ぼくたちのムッシュ・ラザール』の撮影時は10歳だった彼女。13歳のときに『キック・アス』でブレイクしたクロエ・グレース=モレッツのように、本作で人気急上昇となるのだろうか?
リーゼルの里親となる母を演じるのは、『奇跡の海』『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』で2度のアカデミー賞にノミネートされた実力派女優エミリー・ワトソン。今回ソフィーが受賞したサテライト賞でも「助演女優賞」ノミネートされた。
そして、リーゼルの読み書きを教えていくハンスには、『シャイン』でアカデミー賞に輝き、『英国王のスピーチ』でも同賞にノミネートされたジェフリー・ラッシュが好演している。
本から得られる“イマジネーション”は、リーゼルの生き抜く力となり、彼女の姿は戦下の過酷な日常に怯える人々にも伝播していく…。人間の心が持つ生きる意志と前進する力を描く、人生を肯定する賛歌を、期待の新星ソフィー・ネリッセはどのように演じ、輝きを放っているのだろうか?
『やさしい本泥棒』は2014年6月より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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