C・ベイルにJ・ローレンス…曲者揃いの豪華俳優集結!『アメリカン・ハッスル』記者会見
『世界にひとつのプレイブック』のブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスの再共演で話題の映画『アメリカン・ハッスル』。ニューヨーク批評家協会賞での主要3部門受賞を始め、サテライト賞では8部門ノミネートされるなど…
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『ザ・ファイター』('10)、『世界にひとつのプレイブック』('12)に続き、アカデミー賞に名乗りを上げた監督デヴィッド・O・ラッセルの最新作となる本作は、実際に起こったFBIエージェントと超一流詐欺師と政治家による一大囮作戦「アブスキャム事件」を描いたサスペンスフルな作品。
キャストには、クリスチャン・ベイル、ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・レナー、エイミー・アダムス、ジェニファー・ローレンスと、全員がアカデミー賞受賞者かノミネーションを受けたことのある、ハリウッドで最もホットな5人だ。
本作で、天才詐欺師を演じたクリスチャン・ベイルは、役作りのためにバーコード頭に三段腹と大変身。「僕自身は人を観察するのが大好きで、研究するのも大好きなんだ。今回も、モデルとなったメル・ワインバーグ(実際に事件に参加していた詐欺師)と会って一緒に過ごしたんだよ。そこから自分なりに今回のキャラクターを作り上げたんだ。だから、ヘアスタイルや体重を増やすことも特に自分の中でつらいと思うことはなかったよ。ただ、体重を増やすのは簡単だけど、減らすのが大変だね(笑)」と語っている。
天才詐欺師と運命を共にする、FBIの変人エージェントを演じたブラッドリー・クーパーは、クリクリ・パーマの役づくりについて「僕のヘアスタイルは3時間もかかっているんだよ(笑)。時間かかりすぎだろう?」明かし会場を沸かせる。
さらに印象に残ったシーンを訪ねてみると、エイミーとのディスコ・サウンド全盛の70代当時のディスコ・ダンスシーンを挙げ、「すごい楽しいシーンだったよ! エイミー・アダムスとダンスなんて!!」と思い出しただけでハイテンション。
一方、敵なのか味方なのか…謎多き政治家を演じたジェレミー・レナーは「(撮影は)本当に大変だったけど、すごく刺激的だった。とても解放的になれる現場だったんだ。女性陣よりも男性陣の方がヘアに時間をかけてたね(笑)。その中でもブラッドリーが一番長くて、僕が2番目だったかな。本当に手の込んだ髪型だった。ストレートアイロンを人生で初めて使ったんだ。女の人の苦労が良く分かったよ(笑)」とブラッドリーと共に経験した苦労を語っていた。
女性陣はというと、クリスチャン演じる詐欺師の相棒で愛人を演じたエイミー・アダムスは「オファーを受けたときから、衣装含めて今回の役どころについてはある程度覚悟はできていたわ。演じたシドニーは表向きはパワフルだけど、とても感情的なの。監督は立体的に女性像を作ってくれる監督なので、演じるうえで感謝しています」と舞台となる70年代にどっぷりつかった様子で、さらには『ザ・ファイター』に続くラッセル監督との仕事を楽しんだ様子。
そして今をときめくジェニファー・ローレンスは、クリスチャン演じる詐欺師の妻で、この囮作戦をめちゃくちゃにしそうになる女性を演じたが、「(自身が演じたロザリンが)歌うシーンについて、それまでストレスを溜め込んでいたので、ここでかなり爆発させたからハジケた演技ができたと思うわ!」と楽しそうに語ってくれた。
ラッセル監督は「当初は『アブスキャム事件』について調べて脚本を仕上げていたけど、書いていくうちに登場人物のキャラクターに魅力を感じ始めたんだ。それで事件をベースとして、キャラクター重視で脚本を書き直した。キャラクターに肉付けをしてリアルな人間像にしたかったんだ。だから、キャスティングもこだわってこれだけのメンバーを集めたんだよ」と集まった豪華キャストを横目に満足気な表情を浮かべた。
さらに、『世界にひとつのプレイブック』に続いて出演しているロバート・デ・ニーロについて、「前作に続いてロバート・デ・ニーロの参加は、オファーしたら受けてくれるんじゃないか?って。クリスチャン・ベイルを始め、みんなにも話してみたら『デニーロが参加したら凄い作品になるんじゃないか!』っていうノリもあってオファーをしてみたんだ。そしたら二つ返事でOKが出たんだよ」とデ・ニーロも本作にノリノリな様子だったそうだ。
「奴らは生き抜くために、ウソをつく―ラスト一秒まで騙しあう 最後に笑うのは誰だ!!」というコピーのとおり、一体誰が最後に笑うのか、息をもつかせぬ展開のこの作品。
アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞のノミネーション発表が待たれる本作。真の意味で最後に笑うのは誰だろうか?
『アメリカン・ハッスル』は、2014年1月31日(金)TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》
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