山本美月、クリスマスにほしいのは「卒業単位（笑）」と切実！

累計6,400万部を超える人気漫画を原作とした『劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-』の完成披露試写会が12月19日（木）に都内で開催。レギュラー声優の潘めぐみ、伊瀬茉莉也にゲスト声優の天野ひろゆき（キャイ～ン）、山本美月が舞台挨拶に登壇した。

今年1月に公開された『HUNTER×HUNTER 緋色の幻影（ファントム・ルージュ）』に続く劇場版2作目となる本作。原作にも登場する天空闘技場が何者かに占拠され、ハンター協会の光と闇が暴かれていくが、ゴンらは“怨”をエネルギーに協会への恨みを晴らそうとする敵たちと拳を交えることに…。

同じ年の1月と12月で2本の映画が公開されることに、ゴン役の潘さんは感激しきり。「1年で2回もスクリーンでみなさんにお会いできて嬉しいです」と満面の笑みを浮かべる。キルア役の伊勢は「オリジナルストーリーで私たちも（原作の時系列の）いつのどんな話になるのか楽しみでしたが、天空闘技場に戻ってきて、ビスケやズシやウイングといった懐かしい面々にも会えたし、劇場版ならではのバトルシーンやサウンドになってます」と自信を覗かせる。

天野さんは劇中、協会に恨みを抱く敵の一人で意外にもイケメンキャラを美声で熱演！　司会者も「天野さんがどこに出ていたのかと思うくらい」と普段とは全く異なる声に驚いていたが、当人は「クールでイケメンな声をやりましたが、非常に自分に近くてやりやすかった。僕をイメージしたキャラなのかと」と自信たっぷり。「監督に『痩せた声を出して欲しい』と言われまして。周りの（天野さんの）スタッフは『こいつ、何言ってるんだ?』という感じだった」とふり返り笑いを誘っていた。

普段から“オタク”を公言している山本さんだが、アニメの声優は今回が初挑戦。「元々、原作ファンで1作目も普通に劇場に観に行ってました」と明かし、「まさか自分が呼ばれるとは…ただのファンなのにここに並んでるのがおこがましい…。声優と言う職業は私にとっては“神”の存在で、まさかその世界に私が入れるなんて」と恐縮しっぱなしだった。

クリスマスが近いということで、欲しいプレゼントを尋ねられると「みなさんの心です」（潘さん）、「映画の大ヒットです。みなさんがサンタです！」（伊瀬さん）とレギュラー陣の2人が私欲に囚われない願いを口にしたのに対し、大学4年生の山本さんは「卒業単位が欲しいです」！　どれくらいの単位が残っているのかと尋ねられると「それはちょっと…頑張れば何とか」とリアルな切実っぷりを露呈させた。天野さんは「嫁！　以上です」と思い切り個人的な願いで会場を沸かせた。

来年に向けた抱負でも、山本さんは「卒業して自立した社会人になりたい。空気が読める（笑）、気が利く女性に」と語り、天野さんは再び「結婚」とひと言。会場は再び笑いに包まれた。

『劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-』は12月27日（金）より全国東宝系にて公開。