半裸のトム・ヒドルストン、“ロキ様”とはひと味違うセクシーな吸血鬼に
現在公開中のジム・ジャームッシュ監督の新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』
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『マイティ・ソー』シリーズのロキ役で大ブレイクし、いまや世界中で人気を築き上げているトム・ヒドルストン。ジム・ジャームッシュは、彼を迎えて21世紀に生きる吸血鬼アダムを作り上げる際、サングラス・手袋・髪の毛のビジュアルにこだわったという。
まず“サングラス”は、光を好まない吸血鬼たちの必須アイテムといえるが、さらに、ジャームッシュ監督は「映画に出てくるヴァンパイアには、いくつもの神話が付け加えられてきた。たとえば、牙も最初からあったわけじゃないし、聖水、にんにくなど、映画がいくつも作られるうちに、どんどん累積していったんだ。そこで、僕らも自分たちのオリジナルな何かを発明しようと思ってね」と、トムやティルダに革の“手袋”をさせることを思いついたそう。
「やってみたら、すごくクールだったんだ」と監督自身も語っているように、“手袋”は独自の発想で加えられた現代の吸血鬼の必須アイテムとなった。
また、“髪の毛”については、「ワイルドな、どこか動物的なヘアスタイルにしたかった。彼らはその振る舞いも、ワイルドな動物っぽさと、非常に洗練された人間らしさが、半々なんだ」と、妖艶な吸血鬼らしさを表現するヘアスタイルについて触れた。
「いろいろなカツラを試してもらって、あのスタイルに落ち着いた。ティルダが『動物っぽくするなら、本当に動物の毛を使ったら』と言って、ヴァンパイア役のカツラには全員、ヤギの毛と、ヤクの毛と、人間の髪の毛が混ぜてあるんだ」と話すほど、こだわりの吸血鬼ヘアがつくられることになった。
こうして、現代に生きる世界で一番美しい吸血鬼が誕生した。しかも本編でトムは、ロキ役のときには重厚な“邪神”の衣装に隠されていた見事な肉体を披露しており、青白く憂いを帯びたミステリアスでセクシーな吸血鬼ぶりを存分に見せている。さらに、トム演じるアダムとティルダ演じる恋人イヴとのシーンでは、二人が一糸まとわぬ全裸で横たわるシーンも登場しており、その美しさにも話題沸騰中だ。
ファンの間ではすでに、これまでの彼とはまた違った姿に惚れ直す人が続出。また、今まで“ロキ様”や“トムヒ”に馴染みがなかった女性たちの間でも、本作でのセクシーな吸血鬼に魅せられる人が相次いでいるという。
再び“ロキ”を演じる『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の日本公開を前に、本作でいっそう“トムヒ”ファンが増殖することは間違いないだろう。
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』はTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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