【シネマカフェ的海外ドラマvol.301】年末年始に“一気見”したい!<ゴールデン・グローブ賞…その前に>
年末年始にとことん一気見したい海外ドラマをセレクト! 今年1年を象徴するような作品を取り上げた前回に続き、今回は、ゴールデン・グローブ賞を楽しむ前に“一気見”しておきたいドラマたちをご紹介します。
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ゴールデン・グローブ賞授賞式は、現地時間の1月12日にロサンゼルスのホテル、ザ・ビバリー・ヒルトンで開催。それに先駆け、12月13日(現地時間)にノミネートが発表されました。
まず、ドラマ部門の「作品賞」にノミネートされたのは、「ブレイキング・バッド」「ダウントン・アビー」「グッド・ワイフ」「ハウス・オブ・カード 野望の階段」「MASTERS OF SEX」(原題)の5本。前回取り上げた「ハウス・オブ・カード 野望の階段」に加え、ここでは「ブレイキング・バッド」の一気見をオススメしたいと思います。
今年9月に全5シーズンの放送を終えた「ブレイキング・バッド」は、余命を宣告された化学教師ウォルター・ホワイトが主人公。高校教師の低い給与で妻や子どもを養う彼は、家族に遺せる財産を築こうとドラッグの密造を始めます。ノーベル化学賞を獲得した研究に携わっていたこともあるウォルターは、教師に甘んじてはいるものの優秀な科学者。彼の製造する高品質なドラッグは、たちまち裏社会で人気を博していきます。
そんなウォルターの右腕となるのが、元教え子のジェシー・ピンクマン。問題児ゆえドラッグや裏社会の事情に詳しいジェシーは、ウォルターが作った商品を売る係。教師と落ちこぼれ生徒でありながら、危ういビジネス・パートナーと化していき、やがて人間同士の絆でも結ばれる2人の関係も、物語から目が離せないポイントの一つです。
衝撃的な題材をダークに、スリリングに、乾いたタッチで綴って大絶賛された「ブレイキング・バッド」は、最も注目すべき候補。日本ではフジテレビNEXTがシーズン4まで放送。現在はシーズン2までをDVDで、シーズン3までをHuluで観ることができます。全米で大反響を呼んだ最終シーズンの日本上陸を祈りつつ、まずは第1話から作品世界に浸ってみてください。
一方、コメディ/ミュージカル部門の「作品賞」にノミネートされたのは、「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」「モダン・ファミリー」「BROOKLYN NINE-NINE」(原題)「GIRLS」(原題)「PARKS AND RECREATION」(原題)の5本。
こちらのオススメ“一気見”作品は、今年よう~やくDVDがリリースされた「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」です。全米でシーズン7に突入中の本作は、オタクの科学者4人組と女優志望のブロンドガールが恋あり、友情ありの青春模様を織りなすハートウォーミング・コメディ。
天才にして皮肉屋、極度の潔癖症で自分のルールを曲げることが大嫌いなシェルドンを始め、彼の良き理解者でありながら、時には「面倒を見きれない!」と頭を爆発させそうになるレナード、一見キモいマザコンだけれど実は繊細なハワード、お酒を飲まないと話せないほど女性に免疫のないラージ、そしてレナードとシェルドンが暮らす部屋の向かいに住み、やがてレナードともどかしい恋愛関係を繰り広げることになるペニーが登場します。
心踊らされるオープニング映像、ウィットとユーモアに富んだ会話、魅力的なキャラクター描写など、愛すべき要素満載の「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」は、コメディの金字塔となった「フレンズ」に続く人気シリーズ。日本ではスーパー!ドラマTVでシーズン5まで放送されていますが、今年の後半からDVDでのリリースが開始されました。現在はシーズン2まで発売されていますが、1話30分足らずの長さですのであっという間に観ることができちゃいます。
そのほか、ミニシリーズ/TVムービー部門の「作品賞」にノミネートされたのは、「アメリカン・ホラー・ストーリー:COVEN」「恋するリベラーチェ」「DANCING ON THE EDGE」(原題)「トップ・オブ・ザ・レイク ~消えた少女~」「WHITE QUEEN」(原題)の5本。
「アメリカン・ホラー・ストーリー:COVEN」は前作にあたる「アメリカン・ホラー・ストーリー」と「アメリカン・ホラー・ストーリー アサイラム」がDVDで発売中。「トップ・オブ・ザ・レイク ~消えた少女~」はDVDが来年1月10日に発売。そして、『恋するリベラーチェ』はTVムービーのため一気見…とはなりませんが、年明けまで上映している映画館もありますのでお急ぎを!
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