ジョセフ・ゴードン=レヴィット、注目の初監督作『ドン・ジョン』にかけた想いとは?
クリストファー・ノーラン、スティーブン・スピルバーグなど、名だたる監督がこぞって起用し、人気、実力ともにいま最も注目を集める俳優、ジョセフ・ゴードン=レヴィット…
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本作でジョセフが演じるのは、鍛えられた身体に甘いルックス、車も部屋も自分好みに洒落込み、趣味はジムでのワークアウト。家族も大切にするし、週末はきちんと教会に通う――このパーフェクト男・ジョン。とりわけ女に関しては負け知らず。夜毎違う美女を“お持ち帰り”できてしまうこのスーパープレイボーイだ。
ジョセフは映画を撮りたいという夢をだいぶ前から持っていたという。「僕は子どもの頃から、いつもビデオカメラで遊んでいた。21歳の誕生日のときに、自分でファイナル・カットというビデオ編集ソフトを買ったんだ。それ以来、短編やビデオを数えきれないくらい撮ってきたよ。おそらく数百本はあるかな。こんな経験がなかったら、長編を監督しようなんて絶対思わないだろうね」と、ふり返る。
実現しなかった脚本を数本執筆後、『ドン・ジョン』のアイデアを思いつき、自分の初監督作品に理想的なプロジェクトだと気付いたという。「カーチェイスや爆発もないし、宇宙も出てこない。人物の性格描写の作品、これならできると思い、全体のクリエイティブコントロールに没頭したよ」とクリエイティブ面でのこだわりを話すジョセフ。
2年かけてストーリーを思案した結果、あの伝説的なフィクションのドン・ファンというキャラクターに着地した。ドン・ファンの物語は悲劇的な結末を迎えるが、自身の作品はポジティブなエンディングにしたかったと話す。「僕は楽観的で、暗さと明るさのバランスが良い映画が好きなんだ。トンネルの最後に光を灯すような話にしたかったんだ」と方向性を明かしている。
ジョセフは、映画以外にもクリエイターとして音楽やアートに取り組み、さらに世界中の若いクリエイターを支援するプロダクションも立ち上げるなど、俳優業以外にも精力的に活動している。
初監督作品ながら、サンダンス、ベルリン、トロントなど数々の映画祭に出品され、その手腕と活躍により2013年シネマコンで「ブレイクしたフィルムメーカー賞」を受賞。米「Rolling Stone」誌でも「輝かしい監督&脚本デビュー作だ」と絶賛された、“愛”がテーマの初監督作品の想いを、劇場で確かめてみて。
『ドン・ジョン』は、3月15日(土)より角川シネマ有楽町、シネマライズほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》
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