【予告編】“通学”に15kmのサバンナ超え…ドキュメンタリー『世界の果ての通学路』
『オーシャンズ』や『皇帝ペンギン』など、これまで多くの感動ドキュメンタリーを生み出してきたフランス発の新たなるドキュメンタリー『世界の果ての通学路』
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日本を始め、先進国では子どもたちが教育を受けることは義務であり権利。学校は徒歩圏内、もしくはスクールバスや公共交通機関で通える範囲に設置されているが、本作に登場する4人の子どもたちは、まるで違う。
野生のキリンや象が生息する15kmものサバンナを、命がけで駈け抜けるケニアのジャクソン。山羊飼いの仕事を終えてから、見渡す限り誰もいない平原を愛馬で学校へ向かうアルゼンチンのカルロス。“女子に教育は不要”とする古い慣習が残る村から険しい山々を越えて、寄宿学校に通うモロッコのザヒラ。生まれつき足が不自由で、幼い弟たちに車椅子を押してもらい登校するインドのサミュエル。
彼らはいずれも、山奥の秘境の村や人口密度の低い草原に暮らすため近くに学校はなく、通学するには、大人の足でも過酷な道なき道を自分たちだけで何kmも歩くしかない。それでも、子どもたちはまっしぐらに学校へと向かう。ただ、“勉強する”ために…。
8月にスイスで開催されたロカルノ国際映画祭で絶賛された本作は、ドキュメンタリー作品としては異例のフランス全土200館で公開となり、現在、動員数は120万人を越えてロングラン大ヒット中。2013年にフランスで公開されたドキュメンタリー作品としても第1位の成績を記録している。
監督は、12年間にわたってケニアに通い詰め、『マサイ』を発表したパスカル・プリッソン。長らく過酷な自然と共に生きる人間の姿を追い続けていた監督らしく、雄大な地球を背景に、どこまでもひたむきな子どもたちに密着しながら、人はなぜここまでして学ぶのか、教育の意義と本質を問いかけている。
毎日がハラハラドキドキの冒険の連続。そんな驚きと感動の “通学路”ドキュメンタリーを予告編から覗いてみて。
『世界の果ての通学路』は4月、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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