【特別映像】イライジャ・ウッドが“超絶技巧”に挑戦…戦慄の旋律『グランドピアノ』
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのフロド役で世界中を魅了したイライジャ・ウッドが、“演奏を一音でも間違えると殺される”という今までにない斬新な設定に挑む、音楽サスペンス・スリラー
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一方、光を知らない天才ピアニスト・ユィシアンの半生を、本人自らが演じた感動の実話『光にふれる』(公開中)と、今春、観る者を衝撃と感動で包み込む“ピアノ映画”が連続公開される。このほど、この2つの作品のキーポイントとなる、それぞれの“ピアノ演奏”の映像がシネマカフェだけに到着した。
若き天才ピアニスト・トム(イライジャ・ウッド)は、音楽界の奇才と呼ばれた亡き恩師のパトリック・ゴーダルーの追悼コンサートで、パトリックが作った超絶技巧が必要とされる難曲「ラ・シンケッテ」の演奏に失敗し、極度のステージ恐怖症に陥ってしまう。
さらに、5年ぶりとなった復帰コンサート会場で渡された楽譜には、「一音でも間違えるとお前を殺す」との赤い文字が! 狙撃者の銃口が自分に向けられていることに気づくトムは、正体不明の男(ジョン・キューザック)に脅されるまま、「ラ・シンケッテ」の演奏に再び挑むのだが…。
イライジャが、トラウマを抱えた天才ピアニスト役にリアリティを持たせるため、撮影期間中もピアノレッスンに励み、演奏シーンのほとんどを吹き替えなしで挑んだという、役者魂を魅せた『グランドピアノ ~狙われた黒鍵~』。
今回届いた映像では、本作のエウヘニオ・ミラ監督自身が作曲した、物語の重要なカギを握る曲「ラ・シンケッテ」の一部を披露。超絶技巧を必要とし、主人公・トム以外には弾きこなすことのできない“幻の楽曲”という設定の難曲を、見事に弾きこなしている。
また『光にふれる』は、たぐい稀なピアノの才能を持ちながらも生まれつき目が不自由な、台湾に暮らすユィシアンの半生を描いた作品。主人公を自ら演じたホアン・ユィシアンによる生演奏がお披露目された。曲は、クラシックの名曲をジャズ風にアレンジしたもので、来日時の一般試写会で披露された貴重なものだ。
幼い頃にコンクールで起きたある事件がトラウマとなり、表舞台に立つことができなくなっていたユィシアン。そんな彼をいつも近くで見守ってきた母は、心配な気持ちを抑え、彼が将来音楽を仕事にして自立できるようにと、台北の音楽大学に通わせることに。
家族と離れた都会での暮らしや、健常者であるクラスメイトとの間にはだかる壁は、彼に大きな戸惑いと不安を感じさせていた。ところが、そんな彼の生活は、ダンサーを夢見る少女や、彼の音楽と人柄に惹かれて集まった仲間との出会いによって、光に満ちあふれた世界へと変わってゆく――。
華やかな音楽を楽しむコンサートホールを逃げ場なしの密室空間に仕立て、不気味なスナイパーと命を狙われたピアニストのスリリングな駆け引きが気になる『グランドピアノ』。そして、ピアノを通して人と繋がる喜びに目覚めていく『光にふれる』。この2大“ピアノ映画”を、まずはこちらの映像から堪能してみて。
『グランドピアノ ~狙われた黒鍵~』は3月8日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。
『光にふれる』はヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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