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ホビットなりきり! 映画の世界そのままの“ホビット村”に行ってみた

まもなく公開を迎えるシリーズ第2弾、『ホビット 竜に奪われた王国』。同作がピーター・ジャクソン監督の故郷、ニュージーランドで撮影されていることは映画ファンに知られているが…

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いまにでもホビットがドアから顔出し層なホビット穴
いまにでもホビットがドアから顔出し層なホビット穴 全 8 枚
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まもなく公開を迎えるシリーズ第2弾、『ホビット 竜に奪われた王国』。同作が『ロード・オブ・ザ・リング』から引き続きピーター・ジャクソン監督の故郷、ニュージーランドで撮影されていることは映画ファンに知られているが、撮影地のうち、“ホビット村”こと「ホビトン」は現在もセットのまま残され一般公開されていることはご存知? 情報を聞きつけ、はるばるニュージーランドへ飛んでみた。

場所はニュージーランドの北島、オークランドから車で2時間ほど下った小さな町、マタマタ。のどかな田園風景が広がるこの地、ジャクソン監督が『ロード・オブ・ザ・リング』のロケ地をヘリコプターで空中から探していた際に見つけたそう。もとは羊のファームで、周辺には道路や建物がないという好条件。翌年’99年3月から9か月間かけてセットが建設され、同年12月から3か月に渡り撮影が行われた。ピーク時にはキャスト・スタッフ含め400名が現場にいたという。

現在一般に公開されている「ホビトン」は、『ホビット』シリーズのために新しく作りなおされたセット。セット、と言っても周辺は境なく大自然が広がるので、“映画の世界に入り込んだよう”というのはまさにこのこと! 中央には撮影スポットとして観光客に人気のパーティ・ツリーが位置し、取り囲むように37のホビット穴が点在。もちろん、ビルボとフロド・バギンズの家“バッグエンド”もある。

早速ガイドと共にセットを一周。ガーデンには本物の草花が植えられ、どこを見ても限りなくリアルだが、本物と作り物が混じっているのでよく観察してみると面白い。例えば、シンボリックなパーティ・ツリーは、もともとこの地にあった木。ビルボとフロドの家“バッグエンド”を見下すオークの木は近隣から植林されたもので、枝は一本ずつ番号をつけてから切り落とされ、運ばれてからボルトでもとの場所に固定されたというから驚き。葉は台湾から輸入された造花で、枯れ木に一枚一枚針金でくくりつけられている。その精巧なつくりは、触ってみないと分からないほどだ。

そして、ホビットたちがいまにでもドアを開けて出てきそうなホビット穴。実はこの穴、よーく見てみると、大小サイズが異なるものがある。これは撮影トリックで、イアン・マッケラン演じるガンダルフが訪れる際は、小さな穴を使うことによって、ガンダルフが実際よりも大きく見えるというからくり。扉の前で記念撮影を忘れずに! 気になって穴の中を覗いてみると…もちろん別撮りなので何もないが、カメラ&スタッフが出入りできるほどのスペースはあった。

探検の最後は、これまた映画の雰囲気さながらのパブ(酒場)“グリーン・ドラゴン”で一休み。ここは2012年秋にニュージランドで行われたワールドプレミアにあわせて完成した新施設で、当時、キャスト・監督のインタビュー取材会場に使用されたそう。このように「ホビトン」はまだまだ進化中で、最近では100名収容できる宴会場が完成しているそうだ。

連日アジア、ヨーロッパ、アメリカと世界中の『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』ファンが途切れない「ホビトン」。ロケ地巡りの際にはぜひとも訪れたい。ちなみに、ここのガーデンでは、結婚式を挙げることも出来るそう! 映画好きのふたりならば、一生に一度の思い出にいかが?

《シネマカフェ編集部》

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