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南果歩「夫婦は家族だけど、他人ということ忘れてはいけない」と“夫婦の秘訣”を説く

歌手のさだまさしの小説を映画化した『サクラサク』が完成。3月27日(木)に記者会見が行われ、主演の緒形直人を始め南果歩、矢野聖人、美山加恋、藤竜也、田中光敏監督が出席した。

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緒形直人&南果歩&さだまさし&矢野聖人&美山加恋&藤竜也&田中光敏(監督)/『サクラサク』完成披露試写会
緒形直人&南果歩&さだまさし&矢野聖人&美山加恋&藤竜也&田中光敏(監督)/『サクラサク』完成披露試写会 全 8 枚
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歌手のさだまさしの小説を映画化した『サクラサク』が完成。3月27日(木)に記者会見が行われ、主演の緒形直人を始め南果歩、矢野聖人、美山加恋、藤竜也、田中光敏監督が出席した。

さださんが父親との思い出を元に執筆し、小説集「解夏」収められた一編を映画化。認知症を発症した父親の失われゆく記憶をたどる旅を通じて、崩壊しかけた家族が再生していく様を描き出す。

さださんにとっては田中監督がメガホンをとった『精霊流し』に、本作の原作が収録された短編小説集の表題作を原作とする『解夏』、2007年の『眉山』、2010年の『アントキノイノチ』に続く5作目となる自身の小説の映画化。さださんは主題歌「残春」も担当しているが「観客として観ているだけならいいけど、監督から『歌も書け』と言われて、(田中監督の)『利休にたずねよ』の上映前に予告編を流すために焦って書きました」と苦笑交じりに語る。

緒形さんは集まった報道陣を前に、共演陣を見やり「うちの家族です」と笑顔を見せる。家族や父親との関係について思いを巡らせる契機にもなったようで、特に父親の故・緒形拳について「いろいろと思いました。子どもの頃は寂しい思いをしたな…とか」と述懐。さださんが「(緒形さんが)子どもの頃のお父さんの映画は濡れ場ばかりだったもんね(笑)」と語ると、緒形さんも「見せてもらえなかった(笑)」と楽しそうにふり返っていたが、「よく(父親から)絵葉書が届きましたね」と思い出を明かした。

劇中では崩壊寸前の家族が描かれるが、現場では本物以上の“家族”として強く結ばれていたよう。特に中心にいたのが南さん。矢野さんと美山さんは「毎日、果歩さんに誘ってもらってご飯に行ってました」(美山さん)、「困ったら果歩さん(笑)」とすっかり“母”として頼っていたよう。

南さんは“家族”という存在について「近すぎて甘えてしまうもので『分かってくれているだろう』と思っていると溝が広がる」と指摘。ちょうど、元夫で作家・ミュージシャンの辻仁成と後妻である女優の中山美穂との離婚報道が注目を集めているが、夫婦に大切なこととして「夫婦は家族ではあるけど他人であるということを忘れてはいけないと思います。感謝の気持ちを言葉や態度に出すだけで人間関係は良くなる」と語り、緒形さんの方を見て「(本作で)勉強したよね(笑)」と語っていた。

『サクラサク』は4月5日(土)より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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