浅野忠信、“孤高の探偵”役で連ドラ初主演に挑む…NHKドラマ「ロング・グッドバイ」
デビュー25周年となる浅野忠信が主演に挑む、アメリカ発の名作ハードボイルド小説のドラマ化「ロング・グッドバイ」がいよいよ明日(4月19日)より5週連続で放送される。共演する綾野剛を始め、小雪、古田新太、冨永愛、滝藤賢一ら…
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原作は、「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」(作家・村上春樹による訳)という名言を生み、名探偵フィリップ・マーロウを世に送り出したレイモンド・チャンドラーの“ハードボイルド最高傑作”と称される小説。
今回、舞台を戦後復興から成長期へと移行する大転換期を迎えた1950年代半ばの東京に移してドラマ化。脚本を「カーネーション」の渡辺あや、音楽を「あまちゃん」の大友良英が務める。
女優・原田志津香(太田莉菜)の夫・保(綾野剛)は、妻殺しの容疑をかけられ、逃亡先の台湾で自殺を遂げる。保の親友で私立探偵の増沢磐二(浅野忠信)は、彼の死に疑問を抱くが、事件は時の権力者にしてメディア王でもある原田平蔵(柄本明)の手でもみ消されてしまった。
その後、磐二は酒に溺れた小説家・上井戸譲治(古田新太)や出版社の社長(田口トモロヲ)、殺された志津香の姉(冨永愛)などと知り合ううちに、事件の核心を握る絶世の美女・亜以子(小雪)にたどり着くのだが…。
流されず、見失わず、常に自分が信じた正しい道だけを選んで生きていく困難さと、その意義を見せる孤高の探偵・増沢磐二を演じるのは、今年デビュー25周年を迎える浅野さん。意外にも連続ドラマの主演は初めてとなる。
第1回「色男死す」は、浅野さん演じる磐二が、綾野さん演じる原田保との出会いから物語は始まる。磐二が酔っ払って倒れていた保を助けたことから、2人はバーで杯を酌み交わす仲に。ある夜、ピストルを手にした保が磐二の探偵事務所に突然現れ、言われるままに台湾行きの船が出る港まで見送る磐二。だが翌日、磐二は警察に連行され、妻殺しの容疑のかかった保の逃亡を助けたと疑われてしまうのだ。
本作で、事件の鍵を握る美女・亜以子を演じることになった小雪さんは「目に見えないものに対して自分の信念を貫く主人公・磐二は、とても魅力的です。自分もそうでありたい、と思う気持ちが明日を生きる力になる。そんな底力のあるドラマです」と、主人公のハードボイルドな探偵に強く惹かれた様子。
また、殺害された女優・志津香の姉役を演じる冨永さんは「1950年代の舞台設定ですが、時代を超えて非常に美しい作品。衣裳もステキ。新しいドラマだと思います。見どころは、クールな描写と美しいキャストのみなさんです」と自信のほどをうかがわせている。
浅野さんの“ブレない男の生き様”にときめき、友情・自立・男女の愛憎・喪失と再生など、ミステリーやハードボイルドの枠を超えたストーリー展開と、ワンシーンにもこだわったキャスティングの“妙”にシビれると共に、浅野さんや小雪さん、冨永さんらが着こなす50年代ファッションにも注目してみて。
土曜ドラマ「ロング・グッドバイ」は4月19日(土)~5月17日(土)、NHK総合・毎週土曜日午後9時~9時58分にて放送(連続5回)。
【再放送予定】
4月21日(月)午前1時5分~2時3分(日曜深夜・総合)
4月26日(土)午後4時~4時58分(総合)
公式サイト:http://www9.nhk.or.jp/dodra/goodbye/
《シネマカフェ編集部》
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