渡辺謙「ゴジラに国境も国籍もない」 『GODZILLA』ハリウッドで初お披露目
1954年の誕生から60年――日本が誇る世界で最も著名なキャラクター“ゴジラ”が、ハリウッドで映画化された『GODZILLA』がついに完成。5月8日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルス・ハリウッドのドルビーシアターにてワールドプレミアが…
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この日、ワールドプレミアに先駆け、ゴジラをイメージした“ブラックカーペット”イベントが行われ、渡辺さんとエドワーズ監督を始め、主演のアーロン・テイラー=ジョンソン、エリザベス・オルセン、ブライアン・クランストンが2,000人を超えるファンの前に現れ大歓声を浴びた。
そしてドルビーシアターで行われた、ハリウッド版『GODZILLA』の世界初披露には1,500人の観客が詰めかけた。ドルビーシアターで『ゴジラ』が上映されるのは、誕生から60年の歴史の中で初めて。オープニングからキャストの名前がクレジットされるたびに拍手が沸き起こり、渡辺さん演じる芹沢博士の口から日本語の発音で「ゴジラ」という言葉が発せられると場内は大盛り上がり。さらにゴジラが映し出されると、場内の興奮はピークに達した。
上映終了時には割れんばかりの拍手が起こり、観客たちは「アメイジング!(最高)」と口々に興奮を語り合い大満足の様子だった。
上映を終えた渡辺さんは、「ゴジラには国境も国籍もないんだと、世界中に愛されているんだと、実感しました。(観客の)興奮している感じがダイレクトにそのまま伝わってくるので、一緒に興奮しました。今、僕たちが実際に抱えている社会の問題や悩み、畏れが、この映画にきちんと反映されているからこそ、日本人の俳優として挑戦したいと思いましたし、だからこそゴジラがいま僕たちにとって必要と思える映画になったと思います。ただの“怪獣映画”ではないところに惹かれましたし、それをお客様にも観てほしいと思いました」と手応え十分といった様子だった。
また、日本発の「ゴジラ」の発音に相当なこだわりがあったといい、「監督とプロデューサーは『(ゴジラを)英語っぽく言ってくれ』と言ったけど、僕は『絶対嫌だ』と頑なに拒否したんです」と撮影秘話を明かす。
一方のエドワーズ監督は渡辺さんのこだわりについて、「大勢の観客がそのシーンで拍手するのを見て、ファンタスティックだと思いました。そのセリフを撮影したとき、『(日本語発音で)ゴジラ』と聞いて、カットをかけました。僕は『静かにして』と言って(よく聞くと)、自分が映画における決定的なシーンを目撃したと思いました。本当に素晴らしい瞬間でした」と語る。
さらに「ケンは悪夢だよ(一同爆笑)。彼の表情や演技、全てが素晴らしいんだ。ケンがそのシーンに出ていたら、全てが素晴らしいんだ」と手放しで称賛を贈っていた。
『GODZILLA』は、全米では5月16日(現地時間)より3,900スクリーン以上の劇場で拡大公開。また、世界63の国と地域で公開が決定している。
『GODZILLA』は7月25日(金)より2D/3D(字幕スーパー版/日本語吹替版)公開。
《シネマカフェ編集部》
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