【カンヌ国際映画祭】スタローン＆ハリソン・フォードら『エクスペ』俳優、装甲車で登場

シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ミッキー・ロークら“アクション界のオールスター”が集結した豪華アクション映画『エクスペンダブルズ』シリーズ。

5月18日(現地時間)、現在開催中の第67回カンヌ国際映画祭にて、最新作となる『エクスペンダブルズ3』の会見が開かれ、ハリソン・フォードにメル・ギブソンら新キャストを含む総勢16名が登壇。装甲車に乗って登場するという、前代未聞の演出で会場を沸かせた。

今回の物語では、スタローン演じるバーニー率いる“エクスペンダブルズ”と、かつてバーニーと共にエクスペンダブルズを結成し、いまや悪の武器商人となったメル演じるコンラッド・ストーンバンクスとの激しい死闘が描かれる――。

この日の午前10時45分、イベント開始時間になると、会場であるカールトンホテル前を通る海沿いの大きな道路の向こう側から、突如3台の装甲車が隊列をなして登場。物々しいプレッシャーを放つ装甲車の上部デッキ部分には、スタローンにシュワルツェネッガー、ステイサムらシリーズでおなじみの出演陣、そして今回シリーズ初出演となるハリソンにメル、アントニオ・バンデラスたちの姿が！　その異様な光景に、会場は一気にヒートアップしていた。

その後、ホテル内にて記者会見が開かれ、キャスト陣は撮影当時の思い出をそれぞれに語ってくれた。シリーズの立役者でもあるスタローンは「1作目のときは、まだ作品の方向性が分かってなくて、すごくヘビーでバイオレンスな作品になり、2作目はその反動でコメディ色がちょっと強い作品になった。今回はみんながより仲良くなっているということもあって、より自然な感じでできるようになったし、アクション・ドラマ・コメディのバランスが取れてきたと思っているよ」と語る。

さらに、「若い世代に映画というものをもっと楽しんで欲しいし、若い世代にバトンを渡したいと思っている」と世代交代を匂わせるコメントも。

一方で、本作から参加のハリソンは、「この作品が素晴らしいのは、ストーリーテリングがしっかりしていることだと思う。実は、僕が演じる役柄はもともとパイロットの設定ではなかったんだけれど、僕に合わせて飛行機の操縦をするキャラクターに変えてもらったんだ(※ハリソン・フォードは飛行機のライセンスを持っている)。年齢的に、アクション映画に出演するとケガはどうしてもしてしまう。でも、少しぐらいケガをしたとしても、演技をすることに誇りを持っている」とまだまだ現役モード。先日発表された『スターウォーズ』新シリーズにも期待がかかる。

また、シュワルツェネッガーが「僕はアクション映画が大好きで、80年～90年代にもたくさんのアクション映画に出演した。この作品は、あの頃と時代や要素が違うことをきちんと理解して作っているアクション映画だと思う。スタローンとは本当に仲が良くて、昔は電話で『今日は(撮影で)何人を殺した』『筋肉がどれくらい発達した』というのを報告しあっていた。スタローンが書いた絵も持ってるよ(笑)！」と明かすと、スタローンは恥ずかしそうに笑みを浮かべていた。

『エクスペンダブルズ3』は11月1日(土)より全国にて公開。