伊藤英明が“悪徳弁護士”に! 滝藤賢一と共演…WOWOWドラマ「罪人の嘘」
現在公開中の『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』ではふんどし姿を披露し、『海猿』シリーズでは精悍な海上保安官の姿を見せていた伊藤英明
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爽やかな肉体派のイメージが強い伊藤さんが一転、三池崇史監督の『悪の教典』で演じた“悪を越える悪”に挑む主演ドラマ「罪人の嘘」が、8月よりWOWOW連続ドラマWで放送されることが決定した。
“東京アサイズ法律事務所”の弁護士・笠原卓也(伊藤英明)は、連続強姦殺人の容疑で死刑求刑されていた有村(柄本時生)の逆転無罪を勝ち取った。明らかに殺意を持って罪を犯した有村を無罪に持ち込んだ笠原に対し、遺族とマスコミは怒りをぶつける。だが、笠原は「法に基づいた判決。責めるなら法を」と冷淡に言い放つ。一方、罪の意識の欠片もない有村を許せず、弁護を途中放棄した庶民派弁護士の楠之瀬正志(滝藤賢一)は複雑な思いを抱えていた。
そんな折、羽根田健三(仲代達矢)率いる巨大企業・日京ホールディングスの傘下の青葉製菓が、アレルギー死亡事故を起こしてしまう。その弁護を依頼された笠原は、あらゆる手段で被害者であるはずの原告側を追い詰めていき…。
『悪の教典』 での怪演ぶりも記憶に新しい伊藤さんが、裁判で勝つためなら手段を選ばず、強姦殺人犯さえ無罪にしてしまう“超敏腕”の悪徳弁護士を演じる本作。監督を務めるのは、『ヘヴンズストーリー』でベルリン国際映画祭「国際批評家連盟賞」を受賞した、『アントキノイノチ』『感染列島』などの瀬々敬久。瀬々監督が連続テレビドラマを手掛けるのは初めてとなる。脚本は、大ヒットした『へルタースケルター』や劇団ひとり原作の『陰日向に咲く』の金子ありさ。
さらに、伊藤さんと対決する人情派の弁護士役には「半沢直樹」でブレイクし、今クールは「俺のダンディズム」でドラマ初主演を務め、『るろうに剣心』の続編2作にも出演する滝藤賢一。また、伊藤さん演じる笠原の過去を知る幼なじみ役に木村佳乃はじめ、中村蒼、竹中直人、津田寛治、松重豊、筒井道隆、そして仲代達矢という豪華キャスト陣が顔を揃えた。
本格的なリーガルサスペンスに挑む伊藤さんは「地上波ドラマでは表現しきれないところを重厚に作っているWOWOWならではのドラマ」と本作を語る。「笠原も滝藤さんが演じる楠之瀬もすごく魅力的な登場人物に描かれていて、スタッフキャスト一同で真っ向勝負している作品になっています」。
「善悪とは何なのか。時代が違えば正義にもなるし、悪にもなるし、だからこそ自分自身の善悪とは何なのだろうかと自分自身も深く考えたので、皆様にも感じていただけたらと思っています」と意気込んでいる。
また、滝藤さんはかつて仲代さんが主宰する「無名塾」に在籍していたこともあるだけに、「お会いするのは7年振り。同じステージに立たせていただくのは9年振り。芝居の基礎を骨の髄まで徹底的に叩き込んでいただいた仲代達矢さん。この作品の現場を想像するだけで魂が震えます」と、緊張気味にコメント。それでも、「役者人生17年。続けていてよかったなー」と、恩師との共演に喜びもひとしおといった様子だ。
初めて連続ドラマを手がける瀬々監督は、「人が人を裁くこと、司法制度、国家が人を裁くこと、そのことへの疑問。そして、それを自らの問題として抱え原罪を背負った弁護士を主人公とした物語。ずっと気になっていたテーマ」という。
悪名高い弁護士の栄光と闇、国家と法に背を向けた1人の男の物語がどう描かれているのか、注目だ。
「罪人の嘘」は8月31日(日)よりWOWOWにて毎週日曜22:00~スタート(全5話)。
《シネマカフェ編集部》
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