【インタビュー】キャリー・マリガン×J・ティンバーレイク 美しき劇中歌に「満点!」
昨年のカンヌ国際映画祭で「グランプリ」に輝いた、コーエン兄弟の新作『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』。1960年代半ばのグリニッジ・ビレッジを舞台に、うだつの上がらないフォーク歌手・ルーウィン…
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――コーエン兄弟との仕事はいかがでしたか?
キャリー:素晴らしかったわ。最高ね! まるで夢みたいだった。コーエン兄弟の映画に出られるなんて、まったく思いもしてなかったから。友達がカンヌ映画祭でのプレミア上映を観に来てくれたんだけど、「あなたがコーエン兄弟の映画に出てるなんて!」って興奮しまくっていたわ。だって彼らの映画は、私にはまったく手の届かない世界だと本当に思っていたの。そんな世界に招いてもらえて、本当に、本当に幸運だったわ。彼らは才能にあふれた素晴らしい監督で、一緒に仕事ができて、感激しっぱなしだった。
――ジャスティンはどうでした?
ジャスティン:キャリーの言うとおりだね。僕もコーエン兄弟から電話がかかってくるなんて、まったく想像もしていなかったから。彼らの映画に出られるなんて、まったく信じられなかったんだ。夢のまた夢のようなことだね。彼らから電話がかかってきて、本当に驚いた。僕にとって音楽を作ることと、彼らのような素晴らしい監督の映画に出ること、その2つを両立させるのが夢だったんだ。それが実現してしまったんだから、まったくあり得ないほどすごいこと。驚くべき経験だったよ。
――2人は映画の中でデュエットを披露しましたが、一緒に唱った感想を教えてください。
キャリー:すごく楽しかったわ。
ジャスティン:楽しかったよ。
キャリー:だって、私たちはジム&ジーンだもの。
ジャスティン:そうさ、僕らはジム&ジーンだからね(笑)。
――2人が唄う名曲「500マイルも離れて」は素晴らしかったです。
キャリー:どうもありがとう。
ジャスティン:君が初めてだよ。今日、この歌の題名をちゃんと言えたのは。
――それはこちらこそ、どうもありがとう。
ジャスティン:だって、ほかの人は“100マイル”だったり。
キャリー:“400マイル”だったり(笑)。
ジャスティン:そう。誰も、ちゃんと覚えてなくて適当に言うんだ。あんなに有名な歌なのにね。
――キャリーにうかがいますが、ジャスティンのような、素晴らしい歌手と歌うのはどんな感じですか?
キャリー:そうねえ、すごい歌手といえばそうだけど。彼って、(ふざけた手振りで)まあまあよ。そこそこOK、って感じかな(笑)。
ジャスティン:そのとおり。僕って大したことないんだよ。
キャリー:割とよかったんじゃない? 私にうまく合わせてくれたわ(笑)。
ジャスティン:そうだよ。僕は君の添え物だもの。君に仕えるのが僕の役目なんだ(笑)。
――ジャスティン、プロの歌手であるあなたからみて、キャリーの歌はどうでしたか?
ジャスティン:とても素晴らしかったよ。
――点数をつけるなら何点ですか。5点?
キャリー:10点中5点かしら?
ジャスティン:5点? 何点満点であげればいいの?
――5点満点で採点してください。
ジャスティン:じゃあ、5点満点をあげるよ。
キャリー:やった!
――ではキャリーはジャスティンに何点あげますか?
キャリー:満点よ。
ジャスティン:1.5だろう?
キャリー:それは私の音楽の才能にでしょう? 彼には5点どころか、9点あげちゃうわ。素晴らしかったのよ。それにものすごく…。
ジャスティン:またまた(笑)。本当にそう思ってる?
キャリー:みんなで一緒に演奏するときも、ジャスティンは音楽の才能にあふれているから気をつかってくれて、すごく気配りをしてくれて、とても歌いやすかったの。
――では最後に、日本の観客へ、メッセージをお願いします。
ジャスティン:みなさん『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』をぜひ劇場に観に来てくださいね!
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