人気女性誌・編集者が“ガールズトーク”全開! 映画『わたしのハワイの歩きかた』女子会
南国のリゾート地・ハワイを舞台に、榮倉奈々、高梨臨、瀬戸康史、加瀬亮と豪華キャストを迎えて贈る映画『わたしのハワイの歩きかた』。
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公開を目前に控えた5月29日(木)、人気女性誌の「JJ」(光文社刊)、「ゼクシィ海外ウエディング完全ガイド」 (リクルートホールディングス刊)、「steady.(ステディ.)」(宝島社刊)の3誌が集う女子会が東京・銀座で開かれ、女性編集者の実態や仕事観、さらには恋愛観まで…“リアルすぎる”ガールズトークを繰り広げた。
映画は、雑誌編集者のみのりが仕事と称して退屈&ストレスに満ちた日常を脱しハワイへ! そこで自由奔放に生きるハワイ在住のアカネ(高梨臨)や実業家の勉(瀬戸康史)、謎の青年・知哉(加瀬亮)らとの出会いを通じ、自分の生き方を見つけていくというもの。
そんな本作を語り合うため、東京の人気ダイニング「ヒルズDining」に集ったのは、月田彩子さん(JJ)、仲井美夏さん(ゼクシィ海外ウエディング完全ガイド)、佐藤有紀さん(steady.)の3人。シャンパン風(?)のジンジャーエールを片手に、彼女たちが語ってくれたのは、“女性編集者”という生き物について。マスコミといえば、忙しくてハードなイメージがあるが…。
月田さん:サバサバした人が多いです。ちょっと男っぽくならないと現場を仕切れなかったりするので(笑)。
仲井さん:私のところも結構みんなサバサバしてますね。男性編集者も何人かいるんですが、女性よりも物腰が柔らかくて、逆転現象が起こってます。
佐藤さん:やっぱり根はサッパリしてますね。うちは女性編集者ばかりで女子校状態です。
――そんな徐々にオス化(?)しながら日々仕事に励む彼女たちだが、本作のアラサー女子・みのりの姿には共感できた?
佐藤さん:みのりの姿は編集者の一つの側面がすごくデフォルメされた姿だと思うんですが、それでも共感できるところはけっこうありました。
月田さん:私も同じ世代なので、抱えているものは一緒だなって感じるところもあって、イライラしちゃう気持ちも分かるなって(笑)。最初は常に怒ってる女性だなって思ってたんですが、それがハワイでの出会いを通して、少しづつ優しく・マイルドになっていく感じがよかったです。
仲井さん:基本的に仕事は楽しいけど、たまに「ゆっくりしたい!」って思うことはありますね。試写会に伺ったのが、たまたま忙しい時期だったんですが、その帰りは「ハワイに行きたい!」てなりました(笑)。
――仕事に追われ、恋愛もダメダメなみのりは、まさに本作で逃避といよりも、モヤモヤな日常から楽園・ハワイへと“脱出”するのだが、映画の冒頭では破天荒な女子・アカネと出会い、毎夜のごとく開かれるパーティでかなりハメを外してお酒を煽る姿が描かれているが…そこで女性編集者3人に訊きたい! 仕事のうえで一番大変なことは?
月田さん:私たちの仕事は、編集者、ライター、カメラマン、ヘアメイク、モデルとチームで仕事をすることが多いので、思い通りにいかなかったりとか、出来上がって来たものが違ったりすることがあるんです。「あぁ伝わってなかったんだな」って自分への反省もあってちょっとイライラしちゃいますね(笑)。自分に対してのイライラは結構大きいかも…(笑)。
佐藤さん:締め切りがある仕事なので、常に時間に追われているのがストレスかな…。撮影準備にしても、入稿にしても、校了にしても…「もう間に合わないんじゃないか!」って、〆切に追われることですね(笑) 。
仲井さん:私の場合は、どうしてもお願いしたいモデルさんがいて、でも場所や時間の調整が合わなかったり、どうしても関わる人が多くなると調整が難しくなってしまって。撮影までずっとヒヤヒヤです。〆切の時間に追われてというのは同じで、すごく分かります(笑)。
――多くの人が関わる仕事だけに、コミュニケーションやスケジュールの調整はやはり最も重要な部分のようだ。ならば、編集者としてのみのりはどんな風に見えたのだろう?
仲井さん:(ハワイで)音信不通はできればやめたほうが良いですね(笑)。
月田さん:あれはヤバいと思いました。
佐藤さん:ダメですよね。あと、出張期間が決まってないことにビックリしました。
仲井さん:でも、すごいハワイを満喫してるのに、最後はちゃんと仕事を仕上げてたことに驚きました(笑)。
月田さん:意外と仕事してたんだ!? ってね(笑)。
――なかなかの自由人ぶりを発揮しているみのりだが、そこに破天荒なアカネも加わわった、女性の本音が炸裂するガールズトークが最もリアルだったという3人。女性から見た“本音度”は何%くらいなのだろう?
佐藤さん:100%でした(笑)。ガールズトークの部分はダダ漏れすぎて、ホントに面白かったです。
月田さん:男性に対する評価とかね(笑)。
佐藤さん:そこまで言っちゃう!? って感じでしたね(笑)。
――本音の中でも聞いてみたいのは、やはり恋愛の本音。本作では、演じるお金はもってないけど誠実な男・勉と、その対極にあるお金はあるけど自分の歩く道を模索し続けている男・知哉という2つのタイプが登場する。選ぶならどっち? という質問に、「…(笑)」と月田さんが沈黙するのも御尤もだが、残る2人からはこんな答えが。
佐藤さん:勉に賭けるのは怖いけど、劇中の知哉のあの姿を見せられたらやっぱり幻滅しますね。消去法ですが、勉かな。
仲井さん:2人のいい所を足してあるといいですね(笑)。でも、どんな人でも何かやりたい事をきちんと持ってる人じゃないと、一緒にいて楽しいと思えないと思います。
――実に世の女性たちの願望が見えるシビアな意見だ。いくら現実を知ろうとも、女性たちの理想はこうなのだと、男子諸君には胸に刻んでおいて欲しい。そして、そろそろ今回の女子会も宴もたけなわ。最後に、3人から本作のおすすめポイントをお願いします。
月田さん:映画の中で「息があう」っていう言葉がすごく印象に残っているんですけど、みのりは最後に“息があう人”を見つけたんだと思います。本当に大切なものってなんだろう? って考えさせられながらも、スカッとする映画だと思うので、女の子にはぜひ観て欲しいです。あと、すごくハワイに行きたくなります(笑)。
仲井さん:キャストさんやスタッフさんが撮影の合間に飲みにいったり、カフェに行ったりしていたというお話を伺って、そんなみなさんの仲のよさが伝わってきて、それが凄く作品に出ていました。それは編集者が作る記事も同じなんだなって。観光で行くハワイとはまた違った空気感が流れていて、ゆっくり時間を使って過ごしてる感じがして、時間のユルさとか肩の力を抜いている感じとかがステキでした。
佐藤さん:みのりもアカネも最初は「こうあるべきなんだ!」って肩肘はったり、鎧をまとっている感じがあって、でも結局、自分の中身を見つめ直してみたら、肩の力を抜いて自分の内なる声に耳を傾けるのが幸せになれる近道なんだよって教えてくれる映画だなと感じました。周りの価値観に流されてしまっているアラサーの女性たちはすごく多いと思うんですけど、この映画が、自分のやりたいことを見つめ直すのにいいきっかけになるんじゃないかと思います。
■「JJ」8月号は6月23日(金)より発売。
■「steady.(ステディ.)」8月号は7月7日(土)より発売。
※映画『わたしのハワイの歩きかた』から生まれた女子による、女子のための究極のハワイブック「GIRLS LOCO HAWAII」(著者:大人ハワイ研究会 編)も6月7日より発売中!
■「ゼクシィ海外ウエディング完全ガイド」SUMMER&AUTUMNは4月23日(水)より発売中。
※場所協力:ヒルズDining
《シネマカフェ編集部》
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