坂上忍、ハリウッド大作で機械の声演じるも「おれじゃなくてもいい」と自虐
ジョニー・デップ主演のSF映画『トランセンデンス』の日本語吹き替え版完成披露試写会が6月17日(火)に都内で開催。物語の鍵を握るスーパーコンピューターの…
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死の間際に妻の手でスーパーコンピュータに意識をインストールされた男の姿を描いたSF作品。それによってあらゆる情報にアクセスすることができ、男は究極の進化を遂げていくのだが…。
イベントが始まると、司会者と共に字幕翻訳者で、ジョニー・デップを始め、ハリウッドスターの来日時にたびたび通訳を務めることで知られる戸田奈津子さんが登場。会場に詰めかけた観客はジョニーがサプライズで来日したのか? とざわめき始める。そして司会者が「主演のジョニー・デップさんです!」と紹介すると会場のボルテージは最高潮に達したが、ジョニーが登場したのは壇上に備え付けられたモニター上。物語にちなんで、意識をオンライン上に“インストール”した形で、ジョニーがやって来たということで、会場は失望の混じった失笑に包まれた。
ジョニーはモニターから「残念ながら日本に行くことはできませんでしたが、意識だけアップロードしてここに来ました」と日本のファンに挨拶。ちなみに、ここで話されるジョニーの声は、本人の声を取り込んで、音声合成システムで作り上げたもの。幾度もジョニーと直接会話を交わしてきた戸田さんも「機械で使ったとは思えない」と驚いていた。
続いて、モニター上のジョニーの紹介で坂上さんが登場。坂上さんの吹き替えによるスーパーコンピュータ“PINN”の声が場内に流れたが、坂上さんは機械らしく加工された自らの声について「おれじゃなくてもよかったんじゃない?」と自虐気味にコメント。「アフレコでダメ出しされたけど、心の中では『どうせ加工するんだから、ダメ出しいらねーだろ!』って思ってました」と毒舌を発揮。「別人のようです」という司会者のフォローに「別人じゃ意味ないじゃん! 別の人がやればいいでしょ?」と噛みついた。
「トランセンデンス」とは“超越”を意味するが、坂上さんはもう一人のゲストとして「美人を超越した美人」としてバービーさんを紹介。“超越”した衣裳でノリノリで登場したバービーさんを見やり「美人も超越するとこうなる」と苦笑。戸田さんが「SFっぽくていいですね」とフォローするも、坂上さんは「SFでも、宇宙に行く人間ではなく、地球外生命体の方」と語り、会場は笑いに包まれた。
坂上さんは本作の製作総指揮のクリストファー・ノーランを「世界で3本の指に入る」と語り、映画についても「緻密な構成で、人間の怖さ、愚かさ、儚さ、愛しさを考えさせられた」と称賛。
バービーさんは「映像もすごいけど、最後の方は夫婦の愛を感じてキュンキュンしちゃった。ジョニーにフォーリンラブしちゃった!」と語る。これに対し、モニター上のジョニーからは「チャーミングなバービーに会えて光栄。私もフォーリンラブしました」とリップサービスも飛び出し、会場は笑いに包まれた。
『トランセンデンス』は6月27日(金)に先行上映。6月28日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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