まるで『カーズ』! ハイタッチだってできる『プレーンズ2』車の仲間たち
レスキュー隊に入隊したダスティと恐れ知らずの仲間たちが大自然を舞台に繰り広げるアクション・アドベンチャー『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』。世界中から愛され続ける『カーズ』を彷彿とさせるダスティの車の仲間たちの制作秘話を紹介する…
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「チームワークと勇気」が最大の武器というレスキュー隊になったばかりのダスティは、ある日大規模な山火事が発生したとの連絡を受ける。大型飛行機、ヘリコプター、パラシュート隊の車というレスキュー隊の仲間たちとともに、ダスティは絶体絶命の状況を打ち破るべく、命懸けの救出へ向かうが…。
本作のアニメーション・スーパーバイザーであるイーサン・ハードが、もっとも苦労したもの…それは車のキャラクターだったという。ちゃんとした“乗り物”だという前提を壊すことなく、キャラクターとして作り上げていく過程で気を付けたのは、現実味に欠ける人間っぽい動きがあってはならないということだ。
まずは、さまざまな種類の車両について学ぶ必要があると考え、建設機材を見るだけでなく、どういうことができる車両なのかを聞いて回り、どのように動くのか知るために実際に運転してみせてもらったというハード氏。何度もリサーチに出かけ、「実際目にするまで、建設車両の車輪が自由自在の角度で動くとは知らなかったし、車両ごとに重心が異なるというのも、リサーチで得た大切な知識だ」とその重要性を語った。
さらに、そのリアリティを土台に、キャラクターごとの個性を入れ込みながら、それぞれの性格や特徴を考えて調整していったという。例えば、レスキュー隊基地のベテラン修理工である小型フォークリフト・マルーは、ちょっぴり下品で粗暴なキャラクターなのでメリハリの効いたシャープな動きをする。格納庫は散らかり放題でも、腕のいい職人で根は優しく、古いパーツを再利用しているにもかかわらず新品以上の性能を引き出す天才…などキャラクターの魅力ポイントを見極め、いかに効果的に伝えていくのかが考え抜かれている。
また、ボブス・ガナウェイ監督から「小型消火作業車たちからなるパラシュート隊のドリップとブラックアウトにハイタッチさせる」という依頼があった際には、「手がない車にどうやってハイタッチさせるのか?」という、ごく当たり前の疑問を解決させるところから始まり、乗り物らしい見た目でありながらハイタッチに見せるという難しい課題にもチャレンジし、先に解禁されたミュージック・トレーラーでもその成果を見せてくれている。
こうしてリアリティを追求してできた魅力的なキャラクターたちと深い感動を味わえるのも、もう間もなくだ。
『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』は7月19日(土)より全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》
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