映写機故障で上映中止も川口春奈、福士蒼汰の舞台挨拶に歓声！

『好きっていいなよ。』が7月12日（土）に公開。新宿ピカデリーでは上映後の舞台挨拶が行われる予定だったが、映写機の故障で上映中止となるトラブルがあった。それでも観客の多くが舞台挨拶のためだけに劇場にとどまり、川口春奈、福士蒼汰らによる舞台挨拶のみが行われた。

この日、川口さん、福士さん、共演の市川知宏、足立梨花、西崎莉麻、山本涼介、八木アリサ、永瀬匡、日向朝子監督は昼から都内2か所と埼玉県内の劇場で舞台挨拶を行ないその後、新宿へ。

だが、映写機のトラブルにより、舞台挨拶の前の上映が中止となる事態に…。それでも、約600名の観客の多くが上映される予定だった2時間弱もの時間、そのまま劇場にとどまり、川口さん、福士さんらを温かく迎え入れた。

キャスト陣、監督からは上映が中止となった分、観客をなるべく待たせないようにと予定の時間よりも早く舞台挨拶を行なうという意見も出たが、報道陣による取材、そしてネット配信によるライヴ中継が行われる回であったこともあり、上映なしのまま予定通り、18時過ぎより舞台挨拶のみが行われた。

拍手と歓声に迎えられた川口さんは、上映中止を謝罪し深々と頭を下げた。その上で「それでもこんなにたくさんの方に残っていただいて本当に感謝しています」と待ち続けてくれたファンへの感謝を口にする。福士さんも「舞台挨拶のためだけに残っていただいて、ありがとうございます」とファンの熱い思いに感激した面持ち。

市川さんは、あえて明るい口調で「僕らにとっても忘れられない出来事になりました。逆にラッキーです」とファンと思い出を共有できることへの喜びを口にする。足立さんは事前に上映中止と聞いて「もしもお客さんがいなかったらどうしよう？　と思ったけどたくさんの方がいてくださって、ホントにホントに嬉しいです！」と笑顔を見せた。

西崎さん、山本さん、八木さん、そして日向監督も口々に観客への感謝の思いを語り、上映中止にもかかわらず、劇場は深い感動に包まれていた。

なお、配給の松竹によると、映写機の故障は基盤の故障によるもの。この日、来場した観客には系列の劇場で使用可能な招待券が配布された。

『好きっていいなよ。』は全国にて公開中。