【特報映像】奇才グザヴィエ・ドラン監督&主演作『トム・アット・ザ・ファーム』
『わたしはロランス』が昨年公開されて以来、日本でも注目を集め、さらに第67回カンヌ国際映画祭では最新作『Mommy』(原題)が、巨匠ジャン=リュック・ゴダールの…
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恋人のギョームを亡くし悲しみの中にいる広告マンのトム(グザヴィエ・ドラン)は、葬儀に出席するために、彼の故郷へ向かう。ところがギョームの母親はトムの存在を知らないどころか、亡き息子には“サラ”という女性の恋人がいたと信じ切っていた。
唯一トムの存在を知っていたギョームの兄・フランシスからは、暴力で “恋人”であることを隠し、うそをつき続けることを強要される。悲しむ母親を傷つけないため “友人”に徹するトムだったが、やがて、いつしかフランシスの中に亡き恋人の姿を見るようになっていき…。
ケベック在住の劇作家ミシェル=マルク・ブシャールの同名戯曲の映画化した本作は、グザヴィエ・ドラン本人が主演し、監督、脚本、編集、さらに衣装も務める。
今回公開されたのはドラン監督自らが編集を行ったという特報映像だ。恋人の故郷に向かうところから始まる本映像は、主人公・トムが眠りにつくとともに怒り、暴力、死…目まぐるしく状況が変わっていくのが分かる。同時に公開されたティザーチラシには、映像にも映し出されたトウモロコシ畑の中を疾走するトムの姿とタンゴを踊る姿の2種類があり、「僕たちは、愛し方を学ぶ前に、嘘のつき方を覚えた。」と言葉が添えられている。
俳優兼シンガーの父を持ち、5歳から子役として活躍してきたというドラン監督。初監督作『マイ・マザー』がカンヌ映画祭監督週間で3冠を獲得して以降、2作目『胸騒ぎの恋人』、3作目『わたしはロランス』もカンヌ映画祭「ある視点」部門でプレミア上映されており、カンヌに最も愛されている監督ひとりとして一際目立つ存在だ。
まずはこちらの映像から、ドラン監督のアーティスティックでもある独特な世界観をご覧あれ。
『トム・アット・ザ・ファーム』は10月25日(土)、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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