小栗旬の“生”「不二子ちゃ～ん」に4千人が喝采！

映画『ルパン三世』でルパンを演じた小栗旬と峰不二子役の黒木メイサが、8月4日（月）に行われたワールドプレミアの壇上で劇中のルパンと不二子の軽快なやりとりを再現し、集まった4千人の観客をわかせた。

TVアニメとして長年、親しまれてきた「ルパン三世」の実写版として注目を集める本作。これまでに公開されたビジュアルや予告編などでも、小栗さんのルパンへのなりきりぶりが話題を呼んできた。

北村龍平監督は原作およびアニメ版が40年もの間、愛され続けてきて、その間、様々なバージョンが作られていることに触れ「世代によっても何が正解かという答えがない」と語り「アニメや漫画をなぞるのではなく、モンキー・パンチ先生のスピリットをぶれずに持ちつつ、映画として全く新しい『ルパン三世』を作ろうと決めて臨んだ」と語る。

小栗さんも「いろんな『ルパン三世』があり、僕らもいろいろ見てきたので『どうすればいいのか？』という思いがあった」と告白。その上で、自分なりのルパンという役柄を作り上げたが、一方で劇中、原作ファンの期待に応えるべく「あらららら」や「不二子ちゃーん」といった、アニメでおなじみの言い回しを、“小栗”ルパンが絶妙に再現する場面も。

小栗さんは「絶対にそういう意味で（＝アニメの再現を狙って）書いてるんだろうなというセリフが台本にはあった（笑）」と明かす。と、ここで司会者が小栗さんにその一部をこの場で披露することをリクエスト！　盛り上がる客席をよそに小栗さんは「ヤダよー！　ムリムリムリ!!　ここで（観客が映画を）観る前にミスったらテンション下がるじゃん！」と渋っていたが、北村監督が「旬、やれよ！」と命令。さらに浅野さんから「（登壇前に）練習してたじゃん（笑）」と暴露され、渋々ながら観客の前で生でセリフを披露するハメに…。

小栗さんは、黒木さん演じる不二子による“きっかけ”がないと出来ないと黒木さんを道連れに。黒木さんは「覚えといてくださいね…」と恨みがましく小栗さんをにらみつつ「ゴメンねぇ、ルパン」と色っぽく、劇中の不二子のセリフを再現。これに小栗さんが「そりゃないぜぇ、不二子ちゃ～ん」と返し、2人のやりとりに客席からは拍手と歓声がわき起こった。

『ルパン三世』は8月30日（土）より全国にて公開。