【特別映像】イーストウッド最新作は、“完全生歌”で名曲再現『ジャージー・ボーイズ』
二度のアカデミー賞「監督賞」に輝くクリント・イーストウッドが、往年の名曲とともに贈る最新作『ジャージー・ボーイズ』…
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伝説といわれた「ザ・フォー・シーズンズ」の真実に迫る物語。犯罪が日常茶飯事の、ニュージャージーで最も貧しい町に暮らす4人の若者たち。彼らが町から抜け出すには、軍隊に入るか、ギャングになるか、スターになるしかない。それでも、金もコネもない4人の“ジャージー・ボーイズ”には、神から与えられた歌声と、曲を作る才能、そして見事に息の合った完璧なハーモニーがあった。
やがて、彼らは一躍トップスターへと駆け上がり夢のような栄光を掴む。だが、その裏側で生まれたグループ内の嫉妬、裏切り、借金…。だが、絶望の先に生まれた名曲「君の瞳に恋してる」が、バラバラになった彼らを再び結びつけていく――。
レコードの総売上枚数は約1億7,500万枚以上。1990年には「ロックの殿堂」入りを果たした人気ポップグループ「ザ・フォー・シーズンズ」。本作では、彼らと同じ時代を生きてきたイーストウッド監督が、半世紀を経てなお世界中で愛され続ける名曲中の名曲と共に、彼らの友情と夢、栄光と挫折そして再生の実話を丁寧に紡いでいく。
ひと足先に到着した本編の映像では、「ザ・フォー・シーズンズ」の誕生の瞬間が描かれ、当時を彷彿とさせる美声で、新進のキャストたちによる完全コピーが実現。まず、彼らの歌唱力に圧倒されるはずだ。
通常の映画では、出演者が歌うパートは事前に録音しておくものだが、イーストウッド監督は物語を語る上で重要なすべての楽曲を、『レ・ミゼラブル』でも使われた、実際にカメラの前でキャストたちに生で歌わせるという撮影方法を採用。そのため、一層エモーショナルで臨場感あふれるシーンに仕上がった。
イーストウッド監督は、「彼らのほとんどが数えきれないほど生で歌った経験がある以上、その方が自然な流れだった。実際に歌うのを観て、聴くと、その素晴らしさが分かるし、感情の機微がよく分かるんだ」と語り、キャストたちの歌唱力が生み出す臨場感に太鼓判を押す。
一方、リード・ヴォーカルのフランキー・ヴァリを演じたジョン・ロイド・ヤングは「僕は最初、カメラの前で生で歌うことが例外だと気づかなかった(笑)」と笑顔でふり返る。「あの伝説の監督が、僕らの目の前でうっとり聴き入っているのを見るのは最高だったな」と話している。
『ジャージー・ボーイズ』は9月27日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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