ジェームズ・フランコ、新たに小説2作品の映画化を計画中
ジェームズ・フランコはウィリアム・フォークナー著作をもとに、新たに2作品の映画を製作したいと考えているようだ。
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1929年に発表されたフォークナーの作品「響きと怒り」を映画化した『The Sound and the Fury』(原題)の監督兼主演を務めたジェームズは、新たに同作家の他2作品の小説を映画化したいと、「The Guardian」紙のインタビューの中で話している。「フォークナーの作品であと2つ、僕が映画化したいものがあってそれが、『村』と『熊』なんだ。『熊』は難しいだろうね。熊を訓練する必要があるし。でも最近ではCGIやモーション・キャプチャーを使えば出来るかもね。『PLANET OF THE APES/猿の惑星』みたいにさ」。
1962年に他界したフォークナーに対してなぜそんなに繋がりを感じているのかという質問に対しジェームズはこう答えている。「フォークナーはアメリカ南部の作家達の祖父的な存在なんだ。それに彼は僕達にとって最も現代的な作家だよ。ジェイムズ・ジョイスやヴァージニア・ウルフ、マルセル・プルーストとも密接な関係があるしね。彼は全てを兼ね備えた僕たちの意見のような感じなんだ」。
「彼の作品の中での最高傑作は僕が既に映画化した『As I Lay Dying』(原題)『The Sound and the Fury』(原題)の2つだと思う。1920年代ともう少し初期の頃の世界を舞台に映画化することになるんだけど、彼の作品はとても複雑で普通じゃないから、僕に最新の撮影技術と編集技術を使わせてくれるんだ」。
フォークナーのモダニストな作風は監督を担うジェームズにより複雑な作業を要させるそうだが、それでこの小説の数々を映画化させることが嫌になることないとすぐに強調している。「これは僕がこの映画を作っている一つの理由さ。映画製作者として解決策を見出すために僕を押し上げてくれるし、僕が普段使わないような映画技術を見つけさせてくれるんだ。『どのように意識の流れを掴むのか?』『どうやってこの直線でないストーリーをみんなに伝えるか?』って考えなければいけないんだよ」。
(C) BANG Media International
《シネマカフェ編集部》
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