大竹しのぶ、高良健吾の母親役に…映画『悼む人』追加キャスト&特報解禁
来年の大河ドラマ「花燃ゆ」への出演が決まっている高良健吾と3年ぶりの映画出演となる石田ゆり子が共演する天童荒太の直木賞受賞作の映画化…
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地に跪き、右手を頭上に挙げて空中に漂う何かを捕らえるように自分の胸へ運ぶ。左手は地面すれすれに下ろして大地の息吹をすくうかのように胸へ運び、右手の上に重ねる。そのまま、目を閉じて、何かを唱えるように唇を動かす青年。
週刊誌記者・蒔野抗太郎が出逢った坂築静人(高良健吾)は、そうして死者を“悼む”ために全国を放浪している男だった。だが、人の善意を信じられぬ、猜疑心の塊のような蒔野は、静人の不可解な行動=“悼み”に疑念を持ち、彼の身辺を調べ始める。
一方、家庭内暴力を受けた女性たちをかくまい「仏様の生まれ変わり」とまで言われていた夫・甲水朔也を殺害し、4年の刑期を終えた奈義倖世(石田ゆり子)。身寄りもなく、行く宛もない彼女は、二度と足を踏み入れぬつもりだった東北の町を訪ね、その殺害現場で朔也を“悼む”静人と出会う…。
2008年第140回直木賞を受賞した70万部を超えるベストセラー「悼む人」(文藝春秋刊)を『20世紀少年』『SPEC』でお馴染みの堤幸彦監督が手がける本作。
今回発表されたのは、高良さん扮する静人の帰りを待つ末期がんの母親役に抜擢された大竹さんを始め、石田さん演じる倖世に執拗に付き纏う夫役には、浮世離れした風貌が冷たい感触を滲ませる井浦新。別れた恋人の子どもを身籠もる静人の妹役には貫地谷しほり。そして静人を追う人間不信の雑誌記者には椎名桔平と骨太で壮大な人間ドラマを支える豪華キャスト陣が集結した。
堤監督はキャスティングについて「この作品を映像化するにあたり、これ以上ない完璧なキャスティングである。そしてどのシーンもそのキャストのみなさんの力で想像以上の“成果”を得た。ありがたく素晴らしいことだ。監督冥利に尽きる。ぜひたくさんの方にご覧いただき、実感していただきたい」とコメントした。
『悼む人』は2015年2月14日(土)より全国にて公開予定。
《シネマカフェ編集部》
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