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イーサン・ホーク、子役の成長に家族の絆感じる…『6才のボクが、大人になるまで。』

イーサン・ホークにパトリシア・アークエット、そしてオーディションから主演に抜擢されたエラー・コルトレーンと、リチャード・リンクレイター監督の実娘ローレライ・リンクレイターが12年に渡り、1つの家族と

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15才のメイソン『6才のボクが、大人になるまで。』 (c)2014 boyhood inc./ifc productions i, L.L.c. aLL rights reserved.
15才のメイソン『6才のボクが、大人になるまで。』 (c)2014 boyhood inc./ifc productions i, L.L.c. aLL rights reserved. 全 8 枚
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イーサン・ホークにパトリシア・アークエット、そしてオーディションから主演に抜擢されたエラー・コルトレーンと、リチャード・リンクレイター監督の実娘・ローレライ・リンクレイターが12年に渡り、1つの家族となって同じ役柄を演じ続けた映画『6才のボクが、大人になるまで。』。

2014年2月、第64回ベルリン国際映画祭で上映され、リンクレイター監督に2度目の「監督賞(銀熊賞)」をもたらした本作は、イーサンやパトリシアにとっても忘れがたい作品となったようで、それぞれから家族の絆を感じさせるコメントがシネマカフェに到着した。

本作は、『ビフォア』シリーズのリンクレイター監督が脚本と監督を手がけ、6歳の少年メイソン(エラー・コルトレーン)とその家族の変遷の物語を、同じキャストで12年に渡り撮り続けた、かつてない試みのヒューマンドラマ。

全米映画評サイトの「Rotten Tomatoes」では、先日、驚異の高評価100%を獲得しており、「21世紀に公開された作品の中でも並外れた傑作の1本」(NYタイムズ)とも評されている。

あどけない6才の少年から多感な時期を経て、凛々しい青年へと成長していくメイソンを演じたのは、リンクレイター監督が12年前にオーディションで見出したエラー。メイソンの母親役のパトリシア、父親役のイーサン、姉役のローレライも、それぞれの役の変化と成長を見事に演じ切っている。

12年という長い間、家族を演じ続けたキャストたちにとって、本作は家族のあり方に改めて想いを馳せる、いいきっかけになったそう。中でも、メイソンを演じたエラーは「息子であることについて、それと、ぼくの母との関係についてもたくさん学んだな」とふり返る。

「ことに撮影の後半になるとね。(母親の)オリヴィアの傷つきやすさを見ると、特にそんな気がする。ふり返ってみると、ぼくの母との関係について、それがどんなに大切なものか、いろいろと教えてくれたと思うんだ」と、自らを役に重ねた。

パトリシアもまた、12年の間に大人になり、遠ざかっていく子どもたちの姿を、本当の母親のように見守っていたという。「残酷よ! ほんと残酷。でもそれは最初から分かってた。私もイーサンも。まるで微速度撮影みたい。夜が明けて、小さなバラのつぼみが開いて、小さな美しい花になる――それが子どもたち。そのつぼみが開いて、花びらが落ち始めるのが、私とイーサン。花びらが全部落ちるところまでは見せないわ。それは最後に来るの、私たちの余生の間にね」と、深い視点から本作を掘り下げている。

イーサンは「誰しも自分の子ども時代は自分のものだと思うけど、実はみんな家族とつながってるんだ。僕たちの子ども時代を両親と切り離すことなんてできない。彼らが何者で、誰と結婚して、どんな選択をしたか――長い目で見れば、それが子どもたちに影響を与えてる。だから素晴らしいんだ。メイソンの目を通して、10年以上の間に父親がどれほど変わるか見続けることが」と語り、子ども目線で父親の姿を見られることの素晴らしさを指摘する。

シングルマザーとして子育てをしている母親や、子どもと友達のような関係を作る父親、これから親元を離れる子どもたち…。本作に出てくる、彼ら家族の12年間に及ぶ姿は、誰もがどこか共感し、家族の大切さを改めて感じさせてくれることだろう。

『6才のボクが、大人になるまで。』は11月14日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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