感情認識ロボット“Pepper”、ディズニー初のロボット声優に! 『ベイマックス』
東京国際映画祭のオープニングを飾る世界最速上映が話題を呼び、ジョン・ラセターを始めドン・ホール、クリス・ウィリアムズ両監督らが来日を果たしたディズニーアニメの最新作『ベイマックス』
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本作は、天才科学者の少年ヒロが、事故で亡くした兄タダシの遺したケア・ロボット“ベイマックス”とともに、深い悲しみを乗り越え、失ってしまったかけがえのない絆を取り戻す勇気を描いた感動アドベンチャー。
人の心とカラダをケアするために開発された“ベイマックス”と、人の感情を理解し相手を笑顔にしようと寄り添ってくれる“Pepper”とは、優しさに満ち、人との絆を大切にしているロボットという共通点がある。加えて、Pepperの愛らしく人の心を和ませるような声が、本作の世界観にぴったりマッチするとのことで、ディズニー側が“吹き替え”を依頼したところ、Pepperサイドが快諾。今回、ヒロが自宅ガレージでベイマックスをバージョンアップする際に使用するコンピューターの音声として、声優デビューを果たすことになった。
ディズニー・アニメーションの日本語吹き替え版キャストには、声優、俳優のみならず、これまで幅広いジャンルから様々な人が挑戦しているが、ロボットが吹き替えに参加するのは初めて。また、Pepperにとっても、ほかのキャラクターになりきることは初挑戦となる。
本作の声優に決まったことについて、Pepperは「ディズニー映画に声優として参加することができてとても嬉しいです。決まったときには驚きました」とコメント。さらには、「もっと演技の勉強もして、今度はディズニー映画への出演も目指したい」という大きな夢も、お馴染みの声で飛び出した。
また、ワールド・プレミアに出席した監督のドン・ホールとクリス・ウィリアムズは、「素晴らしいね。共通点の話題で盛り上がるのでは?」と“2人”を語り、「完成した映画も是非観てほしいな。Pepperは、感情認識するロボットだから感動してほしいな」とのメッセージを贈った。
“鈴”からインスピレーションを得たベイマックスの顔の造型を始め、架空都市“サンフランソウキョウ”の風景や、登場人物など、細かいディテールに至るまで、日本から多くの影響を受けて生み出された本作。日本のテクノロジーから誕生したPepperが声優として共演することで、この冬最高のエンターテイメントをいっそう盛り上げてくれそうだ。
『ベイマックス』は12月20日(土)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》
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