【予告編】1曲の音楽から始まる奇跡…認知症の音楽療法に迫る『パーソナル・ソング』
近年、医学的にも効果が高いと認められてきた、認知症・アルツハイマー病患者への音楽療法。本年度サンダンス国際映画祭ドキュメンタリー部門で「観客賞」…
映画
洋画ニュース
-
「思ったよりお似合い」イ・ジョンソクとムン・ガヨン、香港での目撃談が話題!
-
綾戸智恵が絶賛! 認知症の“音楽療法”を追うドキュメンタリー、12月公開へ
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦

かつてIT業界で働いていたソーシャルワーカー、ダン・コーエンは、あるとき、「患者がiPodで、自分の好きな歌(パーソナル・ソング)を聴けば、音楽の記憶とともに何かを思い出すのではないか」ということを思いつく。
実験を始めてすぐ、その効果は現れた。長年認知症を患い、見舞いに来た娘の名前も思い出せずふさぎ込んでいる94歳の黒人男性・ヘンリー。だが、昔好きだったキャブ・キャロウェイの音楽を聴いた途端、突然スイッチが入ったように音楽に合わせ、陽気に歌い出したのだ…。
現在、全米で500万人、日本でも高齢者の4人に1人、約400万人以上いるとされ、今後も爆発的に増え続けるといわれているアルツハイマー病を始めとする認知症患者たち。新薬の開発が続々と進められているが、いまだ特効薬と呼ばれるものはなく、先進国の間では深刻な社会問題となっている。
本作は、ソーシャルワーカー、ダン・コーエンがiPodとヘッドホンを使い、認知症患者に思い入れのある曲を聴かせて、失われた記憶を呼び戻すという実験を3年に渡って追ったドキュメンタリー。
制作時に、本編の一部映像をインターネットでアップしたところ、その驚きの映像が反響を呼び、1週間で700万回再生数を突破、CNNでも取り上げられるほど話題となった。米・映画批評サイト「RottenTomatoes」でも観客満足度が驚異の93%を記録。本作への関心の高さを伺わせている。
予告編映像では、音楽を聴いた患者たちが、音楽の素晴らしさや仕事のこと、家族のことを次々に語り出すなど、饒舌になり、笑顔になり、手足を動かしたり、踊り出したり、1曲の音楽が持つ力を次々と映し出していく。
「ある音楽を聴いた途端、自然と涙が溢れた経験はないか」と、「Don’t Worry, Be Happy」で知られるボブ・マクファーリンも映像の中で語りかける。1,000ドルの薬より、1曲の音楽を――。認知症に光を当てる、奇跡の瞬間をこの予告編から目撃してみて。
『パーソナル・ソング』は12月よりシアターイメージフォーラムほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
特集
関連記事
-
綾戸智恵が絶賛! 認知症の“音楽療法”を追うドキュメンタリー、12月公開へ
最新ニュース -
ポール・マッカートニー製作総指揮、“奇跡”のライブのドキュメンタリー公開へ
映画 -
「BUMP OF CHICKEN」初のドキュメンタリー映画に松坂桃李&杏ら参加!
映画 -
『アナ雪』大ヒットの裏側に迫る!「アナと雪の女王のすべて」ドキュメンタリー放送決定
映画 -
「ラルク」史上初のドキュメンタリー映画『Over The L'Arc-en-Ciel』公開決定!
映画 -
【特別映像】クロエ・G・モレッツ、チェロ演奏に挑戦! 音楽が彩る『イフ・アイ・ステイ』
映画 -
ポール・マッカートニー、菜食主義をラップで奨励
最新ニュース
この記事の写真
/