【特別映像】1回70万円!? “史上最高齢”の主人公ができるまで『100歳の華麗なる冒険』
全世界800万部というスウェーデンの大ベストセラー小説「窓から逃げた100歳老人」を映画化し、本国ではあの『アナと雪の女王』を超える社会現象的大ヒットを記録した『100歳の華麗なる冒険』が現在、公開中
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本作で“史上最高齢”の主人公・アランじいさんを演じたのは、スウェーデンで大人気のコメディアン、ロバート・グスタフソン(49歳)。実は、アランの20代から100歳までを、彼がひとりで演じている。このほど、“1回70万”(!)ともいわれる特殊メイクで100歳のおじいさんが“誕生する”までを収めたメイキング映像が、シネマカフェに到着した。
100歳を迎えるアランは、誕生日パーティの当日、お祝いなんてまっぴらと老人ホームを窓から抜け出してしまう。しかし、ひょんなことから大金入りのスーツケースを手にしてしまい、ギャングと警察の両方から追われるはめに。かつて爆弾の専門家としてスターリン、ゴルバチョフ、レーガンら、錚々たる要人と渡り合い、知らず知らずの間に数々の歴史的事件の修羅場をくぐり抜けてきたアランは、旅先で出会うクセ癖ある仲間たちを巻き込みながら、自身のハチャメチャな人生をふり返っていく…。
100歳の誕生日に老人ホームを抜け出した、アランじいさんの奇想天外なアドベンチャーコメディは、原作が人口約900万人のスウェーデンで口コミにより100万部以上を売り上げ、ここ日本でも翻訳小説としては異例の重版が続くほどの人気を博している大ベストセラー。
映画版で100歳のアランを演じたのは、本国スウェーデンで有名なコメディアン、ロバート・グスタフソンだ。今回、解禁となったメイキング映像では、その100歳メイクの裏側が明らかにされている。
先日、来日した“イケメン”のフェリックス・ハーングレン監督が「今回、ひとりの俳優に25歳~100歳までを演じてほしいという強いこだわりがあった」と語っていただけに、主演のロバートは、100歳になるために撮影現場でなんと毎回5、6時間かけて特殊メイクをしていたそう。たとえば、午後1時過ぎに撮影を始めるために、彼は早朝4時からメイクをし始めなければならなかったというくらい、大変なものだったようだ。
しかも、「この特殊メイク、1回70万くらいかかり、その日の撮影が終わると使い捨て! 全部で55回くらいかなぁ、予算の多くを占めるほど費用がかなりかかりました(笑)」と監督が苦笑するほど、こだわり抜いたという。
その甲斐あってか、破天荒おじいちゃん・アランの100歳メイクは、同じ俳優が演じているとは気づかない人もいるほどの出来栄えで、メイキングの映像も本編同様、そんな撮影現場の様子や裏話が満載の、楽しく賑やかなものとなっている。
高齢者福祉の先進国として知られるスウェーデンから、超高齢社会に突入する日本に届いた、ユニークなる新たな傑作。“100歳になっても未来はいつだって予測不可能”ということを教えてくれるアランじいさんに、あなたも会いに行ってみては?
『100歳の華麗なる冒険』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》
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