マリリン・モンローの手紙がオークション出品! 語られなかった愛のメッセージも
マリリン・モンローの手紙が販売されることになった。
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300点以上におよぶマリリン関連の商品が来月にビバリーヒルズのジュリアンズ・オークションに出品されることになり、その中にはマリリンの元夫のジョー・ディマジオやアーサー・ミラーからの手紙も含まれているという。
ミセス・ディマジオ宛てになっている手紙の中では、わずか数か月間の結婚生活の末に1954年に破局した後の、ジョーの悲痛な胸中が綴られている。「君のことを愛しているし、一緒にいたいよ。僕の中にある君の自身を取り戻せるものなんて何もないよ」「君が大勢の前で涙している姿を見ると、僕の胸はさらに張り裂けそうだ」。
「マリリン・モンローズ・ロスト・アーカイブス」で売りに出される手紙の中にはほかにも、クラーク・ゲーブルやケーリー・グラント、ジェーン・ラッセルら友人からのものもある。今回のコレクションの収集に9か月も費やしたというオークションの管理者であるマーティン・ノーラン氏は「読むと寒気を覚えるようなものや、親密さを見て取れるもの、その個人的なつながりなどを感じられるものがあります」と説明している。
脚本家であったアーサーからの手書きの仕上がった脚本付のタイプライターで綴られた手紙には、「もし僕が1秒たりとも君を泣かせたり、さらに悲しませるようなことがあっても許して欲しい。僕の完璧な女性の君、愛しているよ」と書かれている。また、マリリンがアーサーに宛てた手紙には「あなたのような最も異なる、最も美しい人が私を愛してくれるなんてとにかく理解しがたいわ」と綴られている。
ほかにはデザイナーのセシル・ビートンがマリリンが最高級の女優だとしている額入りの手紙や、1961年作『荒馬と女』の撮影後に共演者のゲーブルやほかの友人たちと一緒に海辺で楽しそうにしている姿を収めた19分間のリールなども出品される。
ノーラン氏は「彼女がどれだけ愛されていたかを目にするのは素晴らしいことです。彼女ははかなく、愛されない人物で、愛を求めてその安心感を求めていたと思われがちです。しかし、実は彼女はそれを持っていたんです。ジョー・ディマジオともそれを持っていましたし、アーサー・ミラーともです」と語っている。
1962年に36歳の若さで薬物の過剰摂取のため他界したマリリンはその所持品を演技のコーチであったリー・ストラスバーグに遺しており、その後ストラスバーグがその管理を信頼する友人に託していた。
今回のオークションを主催するダレン・ジュリアン氏はこのアイテムが来月5日と6日にオークションにかけられた際には、100万ドル(約1億2,000万円)以上で落札されると見込んでいるようだ。「かなりのファンが駆け付けると見込んでいます。世界中から飛んでくることでしょう」。
(C) BANG Media International
《シネマカフェ編集部》
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