【美的アジア】ソン・スンホン、“爽やか”を脱ぎ捨て濡れ場に挑戦!『情愛中毒』
このところのソン・スンホンは、「脂が乗っている」…ように思うのは私だけでしょうか。2010年から『男たちの挽歌A BETTER TOMORROW』…
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
そんな彼の最新主演映画が『情愛中毒』です。「ソン・スンホン、初の衝撃ベッドシーンに挑戦!」の謳い文句に、ファンの方はいまからドキマギではないでしょうか!?
ストーリーを簡潔に説明しますと、ベトナム戦争から帰還したキム・ジンピョン(ソン・スンホン)が、引っ越してきた部下の妻ガフン(イム・ジヨン)と互いに惹かれあい、密愛を重ねる、いわゆる「不倫」です。
エリート大佐として周りから羨望の目で見られる一方で、戦争の後遺症に悩まされている苦しみを誰にも打ち明けることができずにいるジンピョンの、どこか虚ろな、心ここにあらずの雰囲気をソン・スンホンが上手く演じています。韓国人らしい“モムチャン”姿が強い男性像を残しつつ、似会いすぎるサングラスに隠れたジンピョンの行き場のない心情に、こちらも心が揺れ動くのです。
そんなジンピョンとガフンの、巷で話題になっている(!?)濃厚なラブシーン。2人とも結構頑張ったのではないでしょうか!!(上から目線でごめんなさい)。どちらもスッポンポンですし、ベッドで、ソファで、車中でと、バリエーションも多く、ソン・スンホンの、バックショットからの盛り上がった肩筋や、普段なら絶対に拝むことのできない尻と足の境目の“シワ”までがくっきり見えて、貴重なシーンとなっております。個人的にはソン・スンホンの「白いボクサーパンツ姿」が衝撃的すぎて、いまも目に焼き付き離れません。
ガフンを演じたイム・ジヨンは本作で本格的に映画デビューした新人女優ですが、劇中ほとんど笑わず、いい意味での無表情さが同じ女性としてどこか不気味でありながら、不思議な魅力を感じます。個人的に、“脱ぎっぷり”が正々堂々していて好感を持っているジンピョンの妻役チョ・ヨジョン(『後宮の秘密』『春香秘伝 The Servant』をチェック!)が本作では一切“露出なし”なのも面白い所です。
そんな彼らの「密愛」の結末は、観る人によっては様々な感想を持たれるかもしれません。ラストのジンピョンがとった行動に、いまを生きる世の女性達は何を感じるか。タイトルがしめす“情愛中毒”に何を想うかを、是非スクリーンで堪能してみては? と思います。
役を通して人生を学び、38歳の年を重ねたいまだからこそ演じたであろうソン・スンホン渾身の『情愛中毒』。俳優としても人としても「脂が乗った」彼の新境地は、これからも続く俳優道の、貴重な一歩であることに違いないでしょう。
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