中谷美紀、ドレスをデザインした友人に感謝の涙!「10数年来の大切な友だち」
女優の中谷美紀が12月11日(木)、都内で行われた主演作『繕い裁つ人』の完成披露試写会に、友人がデザインしたと言うドレスを身にまとい出席。「10数年来の大切な友だち。今日はここ(劇場)に来てくれている。ありがとう」と感謝の涙を流した。
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池谷葵の同名人気コミックを実写映画化した本作。神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」を舞台に、頑なな服作りを貫く2代目店主・市江(中谷さん)と常連客たちが織りなす日々を描いた。
中谷さんにとっては約4年ぶりの主演作で、「撮影はわずか16日間でしたが、その分、現場の愛情とエッセンスが凝縮された」と満足げ。自身が演じた市江は“頑固じじい”と揶揄されてしまうほど、強いこだわりをもった役柄で「愚直なまでに、まっすぐ演じることを心がけた」と言う。
役づくりのために、約1か月間、足踏みミシンの練習に励んだそうで「ミシンを前にすると、あまりに楽しくて、まるで瞑想のようにのめり込んでしまった。撮影後に、とってもいいミシンを買ったんですが、それ以来触っていなくて…」と無邪気に笑う中谷さん。普段はボタン付けもせず、「家で取れたボタンをポケットに忍ばせて、現場で『今取れてしまった』とスタイリストさんや衣装さんに縫ってもらう」とこぼれ話を披露した。
完成披露試写会には中谷さんをはじめ、共演する三浦貴大、片桐はいり、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、三島有紀子監督(『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』)が出席。三島監督は「こだわりが強くて、誇り高い職人さんを凛と演じられる女優さんを考えたら、中谷さんがパッと浮かんだ」と起用の理由を語った。
また、本作は伊武さんにとって映画出演100本目となる記念作! 「100本目がいい作品で、最高の気持ち」と喜ぶ伊武さんだが、「足踏みミシンを練習したのに、完成した映画ではカットされた」と恨み節も。三島監督は「そのシーンが絶対必要だとお願いしたのに、結果的にカットすることになってしまい、ごめんなさい!」と平謝りだった。
『繕い裁つ人』は2015年1月31日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。
《シネマカフェ編集部》
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