押切もえ、小説2作目で文藝雑誌デビュー! “こじらせ女子”描く
「AneCan」の専属モデル・押切もえが、昨年夏に書き下ろした長編小説「浅き夢見し」に続く2作目となる短編小説「抱擁とハンカチーフ」を発表…
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内容は、自分の才能に疑問を抱く41歳の画家・彩未が、前夫である人気画家や、16歳になる娘や、8つ年下の青年との関係に悩みながら新たな絵の創作に向かっていくというもの。
押切さんのデビュー作「浅き夢見し」は、「聞く力」を世に送り出した作家でエッセイストの阿川佐和子氏に「ずっと書き続けてほしい」と絶賛されたほど。その実力も評価され今回はプロの小説家が発表の舞台とする文藝雑誌へ初登場となった。
「浅き夢見し」を読んで執筆を依頼した担当編集者は、「40歳過ぎても現実との折り合いがつかず、いわば“こじらせ”ている彩未の内面の変化を鮮やかに描いています。彩未は、押切さんとは年齢も境遇も違う女性なのに、その心理や悩みや成長を具体的なエピソードで語り切って、見事に小説として完成させました。人物造形や物語の構成の巧みさは、『小説新潮』の編集長が舌を巻いたほど。文章もいい。彩未は画家ですが、『絵を描く』ということを文字で表現することは難しいのに、そこも達成しています」と讃嘆している。
それを受け、押切さんは「昨年初めて書いた『浅き夢見し』に続き、また小説新潮で新しい作品を発表させていただくことになりました。今度は短編連載です。著名な作家さんたちの作品が並ぶ『小説新潮』の中に自分の初の短編が掲載されるなんて嬉しくて胸が一杯です。たくさんの方に読んでいただければ幸いです」とコメント。
押切さんはこの作品を皮切りに、「やりたいこと現実の間で悩んだり、格闘したりしている女性に寄り添う」連作小説を発表していく予定とのこと。
「小説新潮」は新潮社が発表している老舗文藝雑誌で1月号では押切さんのほか、林真理子氏、角田光代氏、独特な世界観をもつSF作家・筒井康隆氏らが短編小説を発表している。
「小説新潮」1月号は発売中。
《シネマカフェ編集部》
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